開催概要

2限目の首都高講座は神奈川地区の交通管制システムと保全点検(施設管理)について学びます。
神奈川管理局内にある交通管制室では、24時間体制で首都高速道路上の車両トラブルの連絡を受けて対応すると共に、車両感知器やテレビカメラ等から刻々と集まってくるデータを処理しながら、リアルタイムでお客様へ道路情報を提供する交通管理業務について説明させていただきます。
次に、浮島ジャンクションを一望できる多摩川第一換気所に移動し、換気設備やトンネル防災設備を見学した後、高速湾岸線の多摩川トンネルの管理用通路を移動しながら点検業務の説明をいたします。今回見学する多摩川トンネルは、多摩川の河口に位置し、あらかじめ河口の水底に溝を掘り、そこに別の場所で製作した長さ約100mの沈埋函という函を曳航し、沈めながらつなげて埋めていく工法でつくられた沈埋トンネルです。

コース名 Bコース(2限目)
講座場所 首都高速道路株式会社 神奈川管理局 他
講座日時 平成20年9月11日(木) 14:00~17:00
募集人数 10名(18歳以上の方対象)
参加費用 無料

開催報告

 2限目に参加されたのは、首都高(神奈川地区)の交通管制や保全点検に興味を持って参加していただいた8名のお客様。
 交通管制室のグラフィックパネルの前で説明を聞いた後、浮島にある多摩川第一換気所に移動しました。
換気所の7階にある展望室は、湾岸線の工事期間中には現場見学者に工事概要等を説明する場として活躍し、多くのお客様が訪れた場所です。換気所の模型や沈埋トンネルの模型を使って、湾岸線に採用された首都高の技術等を説明させていただきました。
 換気所は多摩川の河口付近の浮島に位置し、羽田空港の対岸にあるため、すぐ近くで多くの飛行機が滑走路に着陸するシーンも見られます。あいにくの曇り空でしたが、晴れた日は遠く房総半島や東京ディズニーランドまで見える最高のロケーションです。

 さて、場所をコントロールセンターに移し、すぐ下を通る多摩川トンネルが日々どのように守られているかを確認した後に、実際にトンネル内の施設管制を見ていただきました。
 その後、地下4階(通常の階数で8階程度)まで降りていただき、トンネル内の保全点検路を歩いて保全点検のデモンストレーションに参加していただきました。
 デモンストレーションでは首都高技術株式会社の全面協力により、コンクリートの損傷を叩いたときの音で判断する打音検査システムや、構造物の表面の温度で判断する赤外線法を使って、コンクリート診断を体験していただきました。
 これらの体験を通じて、保全業務や首都高を安全に利用してもらうための裏方作業の大切さを理解していただけたと感じています。
またこのトンネルは、地上で1つずつ造った箱を海に沈めて連結するという沈埋工法で作られており、そのつなぎ目も見ていただきました。

 受講者の皆様、最後まで講座を受講していただきありがとうございました。

首都高講座2限目開催にあたり御協力いただいた企業様
首都高技術株式会社 (敬称略)