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13限目:川崎縦貫線建設現場を歩こう!

開催概要

高速川崎縦貫線は、湾岸線と横羽線を結ぶ道路です。現在、川崎浮島ジャンクションから殿町まで開通していますが、その先の大師ジャンクションまで繋がる部分を建設しています。

工事区間のうちトンネル部分はMMST(マルチマイクロシールドトンネル)という特殊工法で工事を行っています。この工法は、外殻(がいかく)と呼ばれる外側の壁を、横型と縦型の四角いシールドマシンで掘って、これらを相互につなぎ合わせて外側の壁を作ってから、内部の土を掘ってトンネルを造る工法です。

今回の首都高講座は、平成21年3月に開通した高速神奈川1号横羽線の大師出入口(横浜方向)にある大師ジャンクションから、半地下部分を下って地下30メートルのMMST工法のトンネルにご案内いたします。

昨年10月に行った首都高講座3限目でご紹介した際は、アクアラインの4倍の広さの世界最大級の空間が広がっていましたが、現在は、避難通路と水道、ガス、電気など生活に必要なラインが入る共同溝の空間が誕生しています。開通してからでは決して見ることのできないこの空間を是非ご覧ください。

足場の悪い建設現場を歩きますので、中学生以下の方は保護者の方同伴での参加をお願いします。 また、1部、2部と時間を分けてご案内いたしますのでご都合に合わせてご応募ください。

コース名 13限目
講座場所 川崎縦貫線 MMSTトンネル
講座日時 平成21年9月27日(日)
・1部 13:00~15:00
・2部 15:00~17:00
募集人数 小学生以上(中学生以下は保護者同伴のこと) 各部25名
参加費用 無料

開催報告

13限目の首都高講座は、2010年度に開通を予定している川崎縦貫線の本線部で開催しました。この講座はこれまで募集した首都高講座の中で応募総数が最多の講座となりました。秋晴れの中、当選された受講者の皆様をお迎えし、工事が佳境を迎えているMMST工法によるトンネル内部と高架部を見学していただきました。

13時スタートと15時スタートの2部構成で開催した今回は、休日の開催のため親子連れの受講者が多数いらっしゃって終始和やかなムード。13時スタートの部では、立坑から工事用の仮設階段を使い、地下30mのMMST工法で造られたトンネルに降り立ちました。

トンネル内を写真に残したいと思う方が多かったのでしょう。皆さんすぐにカメラを取り出し、思い思いにトンネル内部を撮影されていました。地下に広がる大空間も工事が進むとどんどん様変わりしますので、この時だけのトンネルの姿を堪能していただけたと思います。

説明を続けながら、トンネル・半地下・土工部を抜け、現在開通している殿町付近までの高架部分を目指し、全行程で2キロ以上を歩きました。長い行程になったのですが受講生様、最後まで受講していただきありがとうございました。

ちなみに、15時スタートの部は、高架部からのスタートで、全行程を13時スタートとは逆に歩きました。 また、今回の講座は、事前にクイズを配り、説明の中に解答をちりばめる方式をとりましたが「クイズがあったので説明が積極的に聞けた。係りの方に移動中にも質問ができて良かった」との感想もいただき嬉しいかぎりです。

その他、すごいトンネルを造っていたのでびっくりしたというお子さんの感想もありました。トンネルもいろいろ違いがあるので、他のトンネルもまた勉強しに来てくださると嬉しいです。また、首都圏のみならず愛知県からの受講者さまもいて、スタッフも感激しました。受講者の皆様、開通後にはぜひ川崎縦貫線を走ってみてくださいね!

※講座終了時に使った軍手はお土産として差し上げていますが、回収されたものは洗って再利用しています。