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32限目:猛暑 汗だく トンネルツアー

開催概要

32限目の首都高講座は、中央環状品川線の建設現場でトンネル建設について学んでいただきます。現在整備を進めている中央環状品川線は、延長約9.4キロの路線のうち約8.4 kmがトンネル構造で、その大半を直径約12.6mのシールドマシンで造ります。

講座では、東京の地下約40mで行われている大規模プロジェクトの醍醐味を体感いただくことを第一に、最先端の土木技術について皆さんが知りたいことをご紹介します。

講座を開催する9月には、シールドマシンがあるトンネルの先端までは約6km。トンネル内を途中まで車で移動し、その先、シールドマシンまでの往復約3kmを歩きます。文字通り汗だくになること間違いなしですが講座終了後、今までに味わったことのない達成感を皆さんと分かち合えると思います。

蒸し暑いトンネルを長い距離歩きます。暑さと体力に自信のある方、日々その姿をかえていく建設現場の見学は一期一会。地下空間への小旅行に是非ご参加下さい!

コース名 32限目
講座場所 品川線本線シールド
講座日時 平成23年9月8日(木)14:00~17:00
募集人数 18歳以上20名 (高校生不可) 1枚のはがきで1名、または2名申し込めます
参加費用 無料

開催報告

首都高講座32限目は、中央環状品川線本線シールド建設現場で行った「猛暑 汗だく トンネルツアー」でした。当日は真夏の暑さが戻ってきたような一日となりました。まず、受講者の皆さんには現場事務所にて品川線の概要説明を行い立坑からトンネルに入っていただきました。

講座開催時に約5.7キロまで掘り進んでいたシールドトンネルの坑口から途中までマイクロバスで行き、そこから先はトンネル端の安全通路を歩いていただきました。

歩く距離は片道約1.5キロ!シールドマシンが堀り進んで造られた直径12.6mの迫力あるトンネル内部や、将来道路面となる床版の構築作業、台車に乗ったセグメントがトンネル先端部に運ばれていく様子を横目で見ながらシールドマシンの後方に到着しました。

シールドマシンの後方では、トンネルの壁面をセグメントというブロックでリング状に組み立てます。セグメントの組み立てにはエレクターという装置を使います。見学する場所は狭かったのですが、受講者の皆さんゆずりあってシールドマシン後方部分を間近に見ていただきました。

台車に乗って運ばれてきたセグメントがリモコン操作で台車から揚げ下ろしされる様子や、なかなかタイミングが合わないと見ることが出来ないセグメントの組み立ての様子など、整然とした作業動作が見事で、スタッフの私も目を凝らして見入ってしまいました。

あっという間に見学時間も終わりに近づき、受講者の皆さんも満足と疲労の足取りで、来た道を戻り現場事務所で終了しました。タイトルどおりの汗だくを皆さん楽しんでいただけましたでしょうか?最後までありがとうございました。

追記: マイクロバスを降り、蒸し暑く感じた途端に持っていたカメラが動かなくなり慌てました。急激な湿度の差が原因でしょうか。カメラも汗だく? 私は冷や汗も・・・。私にとっては2種類の汗だくトンネルツアーでした。