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35限目:品川線と大橋ジャンクションをつなぐシールドトンネルを学ぼう

開催概要

35限目の首都高講座は、大橋ジャンクションと現在建設中の中央環状品川線とをつなぐ「大橋連結路」の建設現場でトンネルの建設について学んでいただきます。

大橋連結路は、上下二層のシールドトンネル構造であり、下層シールドは平成23年6月に掘進を完了しています。上層シールドは平成23年10月に掘進を開始しました。

このシールドトンネル工事で用いているシールドマシンは、外径9.7m、シールドマシンの外側とシールドマシンの駆動部である内側の二重構造となっており、下層トンネルを掘進後、駆動部を引き抜き、上層トンネルへ移動させて、上層トンネルの掘進時に転用します。このように駆動部を再利用することでコストの縮減を図っており、この方法で500mの上層トンネル、480mの下層トンネルを造っています。

講座では渋谷の地下(山手通り支線の直下)で行われているこの現場を見ていただくことで、最先端の土木技術を紹介できればと考えております。

講座を開催する1月は寒い時期ですが、トンネル内は現場作業の熱気を感じていただけると思います。その中を、皆さんには地上から地下25mまで階段で降りていただき、シールドトンネル内を実際に歩いていただきます。現場の雰囲気を味わっていただくとともに、工事で使用されている技術についてわかりやすく説明させていただきます。

この冬の思い出づくりに、最先端技術を駆使したシールドトンネル工事を見学してみてはいかがでしょうか?皆さんのご参加、心よりお待ちしております!

首都高講座

コース名 35限目
講座場所 大橋連結路
講座日時 平成24年1月17日(火)14:00~17:00
募集人数 20名(18歳以上)
参加費用 無料

開催報告

今回は大橋ジャンクションと中央環状品川線をつなぐ「大橋連結路シールドトンネル(上下2層構造)」の建設と換気所の屋上に目黒川周辺の原風景(自然地や水田)を再現した「おおはし里の杜」について学んでいただきました。 この日、受講者の皆様に、大橋連結路やおおはし里の杜について説明させていた後、それらをご見学いただきました。

まずは、工事用通路を通って、平成23年10月に掘進を開始した上層シールド坑口部に到着。さらに掘進中のシールド先端部まで通路を歩いて行き、シールドマシン背面の設備や構造をご見学いただきました。

次に階段を降りて下層シールド坑口部に到着。すでに掘進が完了していることから、シールドトンネルの一部区間においてセグメントの上をじかに歩いていただくことができました。また、先端部に到着したところでトンネルの形状や構造を見ながら、品川線との分合流部の切り開き工事等について説明を聞いていただきました。

トンネル見学の次は、地下から上空のおおはし里の杜へ。エレベータで換気所屋上に上がり、樹林地、草地、水田などを見学していただき、首都高講座35限目を終了しました。

当日は、少し時間を超過してしまい、受講者のみなさまはお疲れになった方もいらっしゃるかと思いますが、最後までご受講をありがとうございました。

講座の様子