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46限目:首都高の「まもる技術」を体験しよう

開催概要

「首都高の「まもる技術」を体験しよう」昨年の様子

「まもる技術」とは、私たち首都高が、日頃から計画的に実施している点検・補修業務のこと。これにより構造物の安全性を向上させています。

首都高講座46限目は、神奈川地区を担当している神奈川管理局が、「まもる技術」の一端である点検業務を紹介します。
講座では、各業務の紹介コーナーを順に巡り、受講者の皆さんに様々な点検業務を体験していただくことで、「まもる技術」を学んでいただきます。

例えば、高速道路の構造物の接近点検では、高所作業車に搭乗し叩き点検を体験します。
また、コンクリートの空洞を調査する赤外線カメラ、狭い場所の点検に使用するポールカメラなど点検で使う特殊な機器も登場します。

お客さまに安心して安全に首都高をご利用いただくために、私たち首都高が日頃行っている点検業務。今回は、ご自身で首都高を点検して、「まもる技術」にふれてみませんか?

コース名 46限目
講座場所 首都高高架下(神奈川地区)
講座日時 平成25年10月18日(金)14:00~16:30
募集人数 約20名
参加費用 無料

開催報告

「まもる技術」を紹介した46限目の講座は、首都高速道路の点検についての概要を聞いていただいた後、5ブロックに分けた各業務の紹介コーナーを、班分けした受講生の皆さんが巡りながら学んでいただくスタイルをとりました。

Aブロックでは、高所作業車に乗り湾岸線の桁に接近し、叩き点検を体験しました。
(構造物の接近点検の実務体験)

構造物の接近点検の実務体験

Bブロックでは、コンクリート壁面に、電磁波レーダー探査器をあてて、鉄筋が入っている場所を確認しました。また、コンクリートの表面をリバウンドハンマーで叩いてコンクリートの強度測定を体験しました。(コンクリートの非破壊検査)

コンクリートの非破壊検査

Cブロックでは、試験体を使いました。電磁石と検査液を使ってブラックライトをあてる検査と、超音波を斜めに入射して内部の傷を見つける検査を体験しました。(鋼構造物の非破壊検査)

鋼構造物の非破壊検査

Dブロックでは、打検機やポールカメラの使用方法の説明を聞きました。これらは機械足場が設置できない場所や、高所作業車でも届かない狭隘部などのコンクート構造物の点検に有効です。また維持管理用の黄色いパトロールカーや標識車もご覧いただきました。(点検技術)

Eブロックでは、トランシーバー、ゴーグル、防塵マスクや安全帯、レンチや小さな刷毛に塵取り、カメラ、黒板などなど、点検作業に必要な器具が紹介されました。このコーナーでは、ビデオスコープ、赤外線カメラも見ていただきました(点検技術)

点検技術

受講者の皆さん、最後までご受講ありがとうございました。

受講者の皆さんから頂いたご感想の中には、班に分けての体験は少人数で質問しやすく他の参加者の方とも交流出来て、楽しかったというご感想もいただきました。
今回機会を逃してしまった方、次回はあなたも参加してみませんか?

首都高講座46限目

協力:首都高技術(株) (財)首都高速道路技術センター