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58限目:横浜環状北線の防災設備を学ぼう!

開催概要

首都高講座58限目は、毎回好評の横浜環状北線の建設現場に潜入します。

今回は、横浜環状北線のトンネル内にて、設置が順次進められている最新の防災設備をご紹介します。
平成28年度末の開通を目指して工事が進められている横浜環状北線では、全長約8.2kmの約7割を占めるトンネルの掘削工事を終え、現在では、舗装や照明、換気・防災設備の工事を進めています。
横浜環状北線のトンネルでは、万が一の事故や火災に備えて、非常口や非常電話、消火器・泡消火栓などの防災設備が設置されます。その中で、道路下の安全空間にスムーズに避難することができる「すべり台方式」の非常口が首都高で初めて採用されました。道路下の安全空間からは最寄りの地上出口まで安全に避難できます。これらの防災設備を見て体験してみましょう。

また、シールドマシンを発進するために作った大きな立坑や、地上区間にある単径間(※1)で上下2層形式としては日本で一番長いトラス橋など、工事中の高速道路の様子をご覧になる貴重な機会となります。
ご応募、心よりお待ちしております。

横浜環状北線の事業概要はこちら

  • ※1)
    2つの橋脚で支えられた橋
  • ※2)
    見学場所は、建設現場のため、長い階段の昇り降りや足元に注意が必要な場所もございます。バリアフリー化はされておりませんのでご了承ください。

写真

コース名 58限目
講座場所 横浜環状北線
講座日時 平成28年2月25日(木)14:00~16:00
募集人数 40名(18歳以上)
募集期間 平成28年1月4日(月)~2月1日(月)10:00
参加費用 無料
締切 平成28年2月1日(月)10:00

開催報告

2月25日に開催された、「横浜環状北線の防災設備を学ぼう!」の報告です。
建設が進められている横浜環状北線での首都高講座も今回で10回目の開催となりました。
今回は、トンネル内の安全を守る防災設備や第三京浜道路と接続する港北JCT付近等で施設工事が進められている現場を、2班に分かれて回りました。

防災設備体験

北線は、延長8.2kmのうち約7割にあたる5.9kmがトンネル構造となっています。現在は、シールドマシンでの掘削工事を終え、内装工事等が進められています。今回のメインイベントは、首都高で初めて採用された「すべり台式」避難方法の体験です。トンネル内が停電しても使用できる非常扉が開くと、路面の下に隠された安全空間(避難通路)への道が現れます。公園にあるようなすべり台を降り、道路下の安全空間へ。開通後は、使う機会がない方がよい設備ではありますが、万が一の場合にはためらわずに使っていただき安全に安心して避難できるよう、最新の防災設備を体験していただきました。

開催報告01

ひっそりとした空気の避難通路を見学した後、地上へとつながる避難階段を見学。今回は地上まで上がりませんでしたが、避難通路から約200段の階段を上がると、地上へと安全に避難できます。この場所は将来、トンネル内の換気を担う新横浜換気所が完成する場所でもあります。

開催報告02

トラス橋~港北JCT付近

建設中の新横浜出入口から港北JCTへ向かう高架部分を見学しました。まだ舗装のされていない上層の北線外回り(生麦方向)から周囲の景色に視線を向けると、すぐ近くに日産スタジアム、少し離れたみなとみらいの街並み、車の行き交う第三京浜道路と横浜環状北西線との接続部を眺めることができました。
送り出し架設工法で建設されたトラス橋と北線と並行して流れる鶴見川も見どころの一つです。
空気の冷たい日でしたが、澄んだ気持ちの良い空が印象的でした。

開催報告03

開催報告04

もっとじっくり見学したい!という言葉をいただきながら、首都高講座58限目は終了となりました。平成28年度末の開通に向け、引き続き建設工事を進めてまいります。
最後までご受講いただき、ありがとうございました。