教えて!みっちゃん
橋脚の形
![]()
みっちゃん、前に約束してた「橋脚の形」のお話を聞きにきました。教えてください!
![]()
Qちゃん、いらっしゃい。
今回は「橋脚の形」についてね、O.K!
橋脚の形は、道路の線形や建てる場所などの条件にいちばん合った形を選択するって、前にみっちゃんが言ってましたけど、どんなものがありますか?
![]()
そうね、橋脚の形は本当に色々で、大きく分けると、1本の足で橋桁を支える「単橋脚」と言われるものと、2本以上の足を梁でつなげた「ラーメン橋脚」に分けられます。
その他には、橋桁の支え方で、橋桁を支承(上部構造と下部構造の間に設置する部材)で支える形式と橋桁と一体の形式に分けられます。
![]()
えぇ、ラーメン?面白い名前~。どんな由来でそんな名前になったんだろう?
![]()
ラーメン構造とは、ドイツ語の「rahmen(骨組みの意)」に由来する言葉で、接合部ががっちりと剛接合されている構造を指します。
橋脚を下から見上げて門のようになっているものが、ラーメン構造の橋脚です。
この構造だと橋脚にかかる力を分担できるので、1本ずつの橋脚を細くすることが可能です。狭い中央分離帯や歩道上に立てる際にメリットがあります。
![]()
ラーメンってドイツ語なんですね。つい、「拉麺」を想像しちゃって、えへへ。
どの辺に行ったら見られますか?
![]()
湾岸線の辰巳ジャンクションなどで見られますよ。
ラーメン橋脚が連続した場所を見通すとかっこよくて、気に入りの景色のひとつなのです。

![]()
ということは、単橋脚は広い中央分離帯がある道路で使われるのですか?
![]()
正解!3号渋谷線の渋谷付近や新大宮バイパス上を走る埼玉大宮線などで見ることが出来ますよ。
そのほか、湾岸線の東海ジャンクション付近のような川の中は単橋脚が多いですね。

![]()
へぇ~。橋脚が川の中に立っているのを見たことはありますが、上部の構造までみてなかったなぁ。今度見てみます。
3号渋谷線と埼玉大宮線、たしかに足は1本だけど形がずいぶん違いますね。そういえば西新宿ジャンクションの橋桁も1本だけど、全然違うような?
![]()
3号渋谷線は梁の上に橋桁が載っていて、埼玉大宮線では梁と橋桁が一体となっています。カーブが多いところでは、橋桁が転倒するのを防ぐため梁と橋桁を一体とした剛結構造がとられることが多いです。
それから、東雲ジャンクションのようなジャンクション部は、本線をまたいだり、接近したりと橋脚が橋桁の真下に立てられないことが多いので、逆L字型の橋脚になることが多いです。

また、橋脚の裏に高架下の道路の騒音を吸収する「吸音板」や、高架下からきれいにみえるように「外装板」が付いている埼玉大宮線のような箇所では、梁の部分が見えないために違うタイプの橋脚に見えているのかもしれませんね。
![]()
そういうことだったんですか。
橋って環境に配慮したり、おしゃれをしたりしてるんですね。
ますます橋脚に興味がわいてきました。みっちゃん、どうもありがとうございました。

