首都高らぶ
「首都高点検補修デモ2010」に行ってきました!
平成22年6月3日、首都高モニターや学生を対象に、構造物のさまざまな点検・検査デモンストレーションや工事用足場内での補修作業の見学をしていただく「首都高点検・補修デモ2010」が行われました。

デモが行われた湾岸線京浜大橋付近の高架下に集まったのは、首都高モニターや土木工学専攻の大学生など約60名。
コンクリートの圧縮強度や浮き、空洞などの調査、鋼材に発生するひずみの測定、超音波による探傷試験などを体験しました。
今回特に興味深かったのは、縦リブに発生した疲労き裂の補修作業デモを実際に見られることです。
安全帯とヘルメットを装着し、まず疲労損傷の発生理由やその影響、補修方法などの説明を聞きます。
昇降階段をつかって桁下に組まれた足場へ。
立って歩くのが困難なため、かがみながらデモ現場に向かいます。
はしごを上り、いよいよ桁の中へ!
桁内の空間はさらに狭く、何度も頭をぶつけながら這うように進みます。
損傷箇所に到着。
縦リブに発生した疲労き裂の先端を「磁粉探傷試験(※1)」で確認し、直径約20~30ミリの「ストップホール(※2)」という孔を設け、その周囲を新たな傷の発生を防ぐために角を完全に取り除き滑らかになるまで研磨するという作業を、間近で見ることができました。
学生たちも、プロのわざに感心しきり。
ストップホール工法とは?
金属に切欠きのようなキズがあると、そこに力が集中し、き裂が発生しやすくなります。ストップホール工法はき裂の先端に丸い孔を開けるもので、応力集中を小さくしてき裂の進展を防止するものです。身近なものに例えれば、コンビニ弁当に付いているソース袋の切り口。これはその切り口に力を集中させて切りやすくしているのです。この切り口の先端がもし丸ければ応力集中が小さくなり開けにくくなります。
狭い桁内での作業は、暑さとのたたかいでもあります。
桁は鉄製なので足場内に熱がこもり、さらにライトを焚いているため気温は上昇。風の通りもよくないため、拭っても拭っても汗が吹き出てきます。
厳しい状況の中での点検・補修作業。この地道な作業が大きな支えとなり、安心かつ安全に首都高をご利用いただけるのですね。

