旬な首都高
世界最大級のクレーンによる大規模な一括架設
平成20年8月2日、世界最大級のクレーンを用いて総重量265トンの橋桁の大規模な一括架設が行われました。
今回の架設箇所は、国道409号から横羽線上下線の4車線の上空を通過し、横羽線(下り)方面へ向かう大師入口(仮称)の渡り線の一部です。
工場で製作された長さ11メートルの4つのブロックは、現場付近に搬送され、長さ44.5メートル、重量195トンの架設ブロックに組立てられました。
架設作業中は通行車両の安全を確保するために横羽線の羽田~浅田間を通行止にしなければなりません。交通への影響を最小にするには、通行止め時間をできるだけ短くする必要があります。
また、スペースに限りのある市街地での作業になるため、建設中の渡り線を跨いで配置されている架設ヤードと地組ヤードにクレーンと架設ブロックをそれぞれ設置せざるをえませんでした。
このような制約条件をクリアするために選ばれたのが、日本に2台しかない世界最大級の1250トン吊クローラークレーンです。 (本体重量884トン、カウンターウェイト642トン、ブーム長約96メートル)
現場で本物を目の当たりにすると、とにかく大きい!一般的に使われている200トン吊クレーンと比較すると大きさの違いは一目瞭然です。
クレーンは約100台のトラックに分散して現場まで運ばれ、8日かけて組み立てられました。さらにクレーンの重量に耐えられるように設置箇所の地盤改良を行い、厚さ50ミリの鉄板を敷設しました。
22時
架設ブロックは、地面から数センチメートル以上つり上げる地切りという作業を終え、架設のときを待っていました。
23時
横羽線の通行止め規制が開始されました。
車両がすべて本線上から排除されたことを確認し、架設ブロックを巻上げてクレーンを旋回・走行し、微調整をしながら横羽線上空の架設位置に移動します。
鋼製桁の間に架設ブロックをあわせ、クレーンを巻下げて落とし込みます。
鋼製桁と架設ブロック両端の隙間はわずか20ミリですが、連日の猛暑で鋼製桁が膨張。そのままでは架設が困難になるため、直前まで水や氷を使って冷却し膨張を抑えました。
桁を落とし込み、セッテイングビーム(上の写真の桁から突出している黄色い鋼材)で受け直し、安全性を確認したら、吊具を撤去してクレーン戻します。最終的には3000本以上のボルトで固定するそうです。
3日午前5時
路面清掃、安全確認を行い、横羽線の通行止め規制を解除して架設作業は無事終了しました。
大師ジャンクション(仮称)の横浜方面出入口が完成することにより、川崎市臨海部と横浜市中央部とのアクセスが強化され利便性が向上します。さらにこれまで高速神奈川1号横羽線を利用していた自動車の流れが分散し、浅田出口の渋滞緩和、周辺道路の交通量減少が期待できます。渋滞が緩和されることで走行速度が上がり、大気中へのCO2などの排出量が少なくなり環境にもやさしくなります。
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首都高では、平成20年9月にも国道409号大師河原交差点で高速川崎縦貫線の桁架設のための夜間通行止めを予定しています。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

