突撃!SHUTOKO

『5号池袋線タンクローリー火災事故』復旧対策本部の要 長谷川和夫部長に突撃!(その1)

シロクマ8月3日に発生した5号池袋線タンクローリー火災事故に伴い、皆様にはご迷惑をおかけして申しわけございませんでした。

お陰様で、10月14日12時から全面開通することができました。復旧作業に対して、ご理解ご協力をいただき、本当にありがとうございました。


今回は、復旧対策本部の要となった保全・交通部の長谷川和夫部長に突撃です!

 

シロクマ10月14日に5号池袋線が全面開通しましたが、5号池袋線タンクローリー火災事故復旧までのお話を聞かせてください。

長谷川和夫部長 

 

hasegawa.gif事故がおきた8月3日は休日だったのですが、5時50分の事故発生直後に自宅へ第一報が入りました。

さらに5号池袋線の上層がゆがんでいるという情報が現場から入ったので、これは大事故だということで、すぐに出社しました。

8時30分に会長を本部長とした緊急対策本部を設置して情報収集をしたり、実際に事故現場に行って状況を確認して緊急応急対応にあたりました。

通行止めをしたほうが復旧工事期間の短縮ができたのですが、通行止めをすることによって、渋滞が発生するなど交通影響が大きくお客様へもご迷惑がかかると判断して、1車線を暫定的に開通し、車線を切り回しながら復旧工事を行うことにしました。

 

シロクマ施設被害が大きく大規模な復旧工事となったわけですが、事故発生から約2ヶ月半で全面開通という早期復旧ができた理由は何だとお考えですか?


hasegawa.gif  様々な工種の作業工程や関係者との調整を行ってきた西東京管理局を初めとする社員の努力はもちろんですが、いろいろな方達の協力のおかげだと思っています。
 例えば、橋桁の復旧工事をするためには、橋桁の製作からしなければならないのですが、材料となる首都高用の鋼材の製作を最優先にしてくれたり、現場での作業を最小限にするために工場内でできる限り組み立てをしてから搬入したりと、コンクリート床版工事やあらゆる工種の方達が早期復旧のために努力してくださいました。

 警視庁、国土交通省や関係する東京都、NEXCOなどの道路管理者のご協力で、交通規制や関連する道路の工事抑制が実施でき、無事に工事を終えることができました。

それと、通常大きな音の出る工事は夜間にやらないのですが、近隣にお住まいの方からご理解をいただいて、2ヶ月あまりに渡って連続で24時間工事をやることができたことです。

 

シロクマ

近隣の方には、どのようにお願いしたのですか?

 

hasegawa.gif手配りで「24時間工事を行いますがご協力をお願いします」というチラシを8000枚ほど配り、ご理解をいただけるようにお願いしました。

工事に対する苦情の窓口を西東京管理局に設置したのですが、24時間工事にもかかわらず苦情がほとんどありませんでした。

近隣にお住まいの皆さんのご協力、それが非常に大きかったと思っています。

 

シロクマ

 社内外の様々な連携、協力があって、早期開通が可能となったということですね。

 

hasegawa.gifそうです。委員会の先生方も初回、2回目の審議で結論を出してくれました。

通常の委員会ですと損傷程度の把握や健全度の調査、復旧方針などに長い時間がかかってしまうことがあるのですが、緊急性をよく理解していただいていたと思います。

   シロクマ 

今回の事故で山手トンネルの安全性は大丈夫なのかと不安に思われている方もいらっしゃると思います。

復旧工事を終えて、今後、日常の点検等を行っていくわけですが、107日に湾岸線で東京港トンネルの防災設備点検を行っていますよね。通常トンネルの点検はどのくらいのスパンで実施しているのですか?

 

hasegawa.gifトンネルの点検にも色々あって、例えば水噴霧などの総合点検は年に1回、火災検知器、消火栓などの点検は半年に1回と、ものによって違うんですよ。

東京港トンネルは対面通行規制のような交通影響の大きい方法で点検を行っているので、記者発表をしていますが、山手トンネルや多摩川トンネルなどは、首都高で開発した水噴霧用の点検車を使って、1車線規制しながら1年に1回実施しています。

  シロクマ 

今回トンネルの入り口付近で大きな火災があったわけですが、トンネルの中だったらもっと大変な事になっただろうと思うのですが・・・。 

 

hasegawa.gifそもそも、長大トンネルや水底トンネルというのは、危険物を積んだ車両は通行禁止や規制されているんですよ。

今回火災にあったコンクリート橋脚は、火災のあった直近の部分はだいぶ焦げているけれど少し離れたところは大丈夫でしたし、シールドトンネルは、上部に耐熱パネルを張ったり、耐熱用の吹きつけをするなどして、鉄筋コンクリートのトンネルではある程度の火災には耐えられます。

水噴霧設備や消火栓とかも設置していますしね。

  シロクマ

確か、トンネル内は通常より消火栓などの設置の間隔が短いんですよね。

 

hasegawa.gifそう大体50m間隔です。

管制室からは24時間監視し、水噴霧などはコントロールルームでボタンを押して作動するようになっていますので、火災の大きさや種類によって適切な対応ができるようになっています。

  シロクマ

構造に対して様々な安全対策がなされているんですね。

 

 

  シロクマ

次回も引続き長谷川部長に、お客様に安全にご利用していただくための首都高の施策についてお話を伺います。

 

 

 

2008/10/17 突撃!SHUTOKO

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