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コラム : 早期復旧の背景には何があったか8月3日に5号線で起きたタンクローリーの横転炎上事故。これほど大きな事故はかつてないほどの規模で、外部の方からは「全面復旧は来年になるのでは?」との見通しも挙がったほどでした。しかし、実際に全面復旧したのは10月14日。その期間は事故から約2カ月半です。1日でも早い復旧は絶対的な使命でもあったわけですが、今回は、なぜ早期の復旧が可能であったのか、その背景をご紹介します。 まず第一に挙げられるのは、作業時間です。これは通常1日8時間で行われますが、今回の復旧に関しては、土日祝日関係なく、24時間3交代制の昼夜連続で作業を行い、停滞することなく作業を進めることができました。ゲリラ的な豪雨などはありましたが、長期的な雨に悩まされることがなかった点もポイントと言えるでしょう。さらに、架橋を一貫して行える会社の協力を得たことや、架設用トラス桁による橋桁等の撤去・架設、早強コンクリート等の工程短縮技術を活用したことが早期の復旧を実現できた背景です。 右の写真を見てみると、その早さが良く分かります。8月31日の段階では橋桁しか架かっていませんが、9月4日には鉄筋が組み上げられています。鉄筋は40メートルに渡り縦横無尽に敷かれ、それらを針金で結びつける必要があります。その箇所は40,000箇所。気の遠くなるような数ですが、職人たちはこれを1箇所2秒ほどで留めていきます。そして9月6日にはコンクリートが打たれ、道路になりつつあります。このコンクリートも早強コンクリートというもので、通常のものより早く乾くものを使っています。 これら以外にも、近隣の住民のみな様や、警視庁、関係する道路管理者の方々の協力がなければ、10月14日の復旧は不可能であったでしょう。早期の復旧は、様々な人や機関の協力があったからこそ実現できたのです。 ちなみに、これらの工事でかかった費用や通行料金の減収額は最大45億円程度と見込まれていますが、この費用はみなさんの通行料で補填することはいたしません。今後金額を精査し、原因者に請求していきます。そして、今後このような事故が起きないよう、更なる交通安全対策の充実を図っていきます。 |
![]() 橋桁架設状況(8/31撮影)
鉄筋組み立て状況(床版部)(9/4撮影)
コンクリート打設完了(9/6撮影) |
| 2008年10月17日 掲載 |














