首都高速中央環状線(新宿~池袋)は、都市高速道路の基本構造にトンネル構造を採用した初めての事例です。
本路線は、特に重交通で沿道開発の進んだ環状6号線の地下に計画されたことから、輻輳する地下埋設物のほか、鉄道や河川などの多種多様な都市インフラと近接するため、大断面シールドの採用やシールド切り開き技術の開発及びシールドマシンの回転施工等を導入しました。
さらに、利用者の安全確保を第一に考え、国内最先端の換気システムや防災安全設備を導入しました。
本路線の建設に際して開発・導入された先駆的な技術は、都市部における地下空間利用の推進に寄与するものと評価できることから、土木学会技術賞に値するものと認められ受賞するに至りました。