工事の概要

中央環状線をもっと使いやすく!そのための工事です。

2015年3月に中央環状線が全線開通しました。首都圏3環状道路のうち、最初のリングが完成となり、高速道路全体のネットワークを効率よく利用できるようになりました。しかし、中央環状線と池袋線が重なる板橋・熊野町JCT間では、短い区間で合流・分流するため、渋滞が発生しています。そこで、現在の1方向3車線を4車線に拡幅し、環状道路の機能をさらに本格的に発揮できるようにします。

改良区間の上空写真
首都圏3環状道路

本事業は「中央環状線機能強化事業」の1つとして実施されます。これは、堀切・小菅ジャンクション間4車線化小松川ジャンクションとともに中央環状線のボトルネック箇所の車線増加や、ジャンクションの機能が不足している箇所の連結路の追加等を行うものです。

現在の車線構成(上層)/中央環状線整備に伴う交通量の推移
完成予想図(イメージ)
路線名 都道首都高速5号線(中央環状線)
改良区間 東京都板橋区大山東町~熊野町
改良区間延長 約520m
完成予定年度 平成29年度
道路の区分 第2種第2級(道路構造令)
設計速度 60km/h
車線数 上層4車線(中央環状線新宿方面・5号池袋線竹橋方面)、下層4車線(中央環状線川口・三郷方面・5号池袋線大宮方面)

事業の内容(車線の追加)

改良区間は、板橋ジャンクションから熊野町ジャンクション間のうちの約520mとし、この区間の車線を1車線増やすために、両側をほぼ均等(約1.7m)に拡幅します。
新設される橋脚は、現在と同様に山手通りの中央分離帯の中に設置します。(なお、山手通りの幅員は変わりません)

改良延長:約520m(上・下層ともに)/最大拡幅量:約3.4m(両側の合計)
「サンドイッチ工法」により、現在の橋脚を1車線分広い橋脚に取替えます

サンドイッチ工法について

今回の改良事業では、上下層を広げるため、現在の上層を支える柱が支障になります。そこで、ひとまわり大きな新たな橋脚で現在の橋脚を挟み、この柱を撤去する「サンドイッチ工法」を採用します。
「サンドイッチ工法」は、山手通りの車線規制範囲や工事期間が短く、周辺街路への影響を少なくできます。さらに、施工中の安全性が高く、産業廃棄物の発生が少ないなど、施工上もメリットがあります。

現在・施工中・施工後のイメージ

合成構造フーチング

板橋・熊野町ジャンクション間改良工事では、橋脚から伝わる荷重を基礎杭に伝えるためのフーチングに、「合成構造フーチング」という最新の構造を採用しています。
この構造は、フーチングの中に「鋼製格子部材」という、格子状に組まれた鋼鉄製の頑丈な部材が埋め込まれていることが特徴で、限られた設置スペースの中で、構造の安定性を図るために、今回新たに考案したものです。

合成構造フーチングの図