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4限目の首都高講座は、2016年東京オリンピックへ向け招致活動が盛り上がりをみせるなか、ますます注目が集まる首都東京のシンボル「レインボーブリッジ」について学びます。
最初に、レインボーブリッジなど首都高の東側を管理する東東京管理局の交通管制室を見学します。交通管制室では、首都高上に設置されたテレビカメラ等から刻々と集まる情報を、リアルタイムで提供するためのデータを処理しています。
次に、首都東京のシンボルであるレインボーブリッジを守る技術や設備などを実際に見学・体験するとともに、普段は決して立入ることのできないレインボーブリッジの心臓部へご案内します。
今回は、レインボーブリッジの15周年を記念して、特別な講座を予定しています。
コース名 | 4限目 |
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講座場所 | 東東京管理局 / レインボーブリッジ |
講座日時 | 平成20年11月13日(木)14:00~17:00 |
募集人数 | 高校生以上のペア5組10名 |
参加費用 | 無料 |
11月13日(木)「首都高講座」4限目を東東京管理局で開催しました。
4限目は、首都高の東側を管理する東東京管理局からスタートしました。講座開始の15分前、すでに受講者の皆様が到着し着席されていたことから、講座に対する期待度をひしひしと感じ、スタッフも皆様の期待に答えねばと、現場での注意事項の説明にも力が入ってしまいました。
東東京管理局ではレインボーブリッジの概要説明後、交通管制室のグラフィックパネルや首都高の交通状況を刻々と映し出すモニター画面を前に首都高の交通管理を学んでいただきました。
その後場所をレインボーブリッジに移し、ヘルメット、安全帯を装着しアンカレイジ内へご案内しました。
アンカレイジは、塔より導かれたケーブルをストランド(ケーブル素線の束)毎に広げ(スプレー)て、アンカーフレームに固定している重要なところです。今回レインボーブリッジ15周年特別企画として一般のお客さまにはじめて公開しました。
アンカレイジ内部では橋を守る技術や設備などを学んでいただくため、ケーブル定着部でのケーブルの張力を測定する様子をご覧いただきました。ケーブルの張力を測定することで橋の健全性を把握することが出来ます。そのほかに22の詳細点検項目があり、これらの、点検結果を総合的に分析して、レインボーブリッジの健全性を判断しています。
その後、非常に狭い点検用のエレベータに乗り込み、海面から約125メートルの高さに位置するレインボーブリッジの主塔に上がりました。当日は天候にも恵まれて条件も良かったため、もうひとつの特別企画が実現、レインボーブリッジの一番高いところから首都東京の風景を楽しんでいただきました。
またここから晴海方面に目を向けると、来年平成21年2月に豊洲出入口の開通を予定している首都高の晴海線が望めました。
眺望を楽しんでいると、いつの間にか夕刻でした。夕日と満月がドラマチックな首都東京を演出しレインボーブリッジ15周年記念である首都高講座4限目の終了を飾りました。
受講者の皆様、最後まで講座を受講していただきありがとうございました。
首都高講座4限目開催にあたり御協力いただいた企業様
首都高機械メンテナンス株式会社、首都高技術株式会社(敬称略)