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「首都高講座」14限目は6月17日行われた『首都高運転のコツ』の第2弾。今回は、「首都高の運転は自信がないなぁ」という方、男女問わず募集します。
今回の講座は首都高屈指の構造物であるレインボーブリッジ アンカレッジ内で、楽しく学んで苦手意識を払拭していただきたいと思います。
前回に引き続き女性レーシングドライバー井上啓子さんより、分合流部でのスマートな車線変更や運転中の目線などの首都高を走るコツをお話しいただく「運転のコツ講座」にプラスしてアンカレッジの心臓部であるスプレーサドル室も見学しますのでお楽しみに!
※アンカレッジとは つり橋のメインケーブルの張力を自重で受け止める構造物で、つり橋の要です。今回皆さんをご案内するのはアンカレッジに入ってきたケーブルを下方に曲げ扇状に広げ定着させている場所、まさにつり橋の心臓部ともいえるスプレーサドル室です。
コース名 | 14限目 |
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講座場所 | レインボーブリッジアンカレッジ内 |
講座日時 | 平成21年10月29日(木) 14:00~16:00 |
募集人数 | 10組20名(18歳以上) |
参加費用 | 無料 |
爽やかな秋晴れのこの日、お集まりいただいた皆様をレインボーブリッジのアンカレイジにご案内しました。内部に入ると迷路のような廊下を奥へと進み、講座会場に向かいます。
首都高の橋や建造物は造り上げるまでに様々な検討を行っていますが、模型によって検討される事項もあります。レインボーブリッジの模型も当時の技術者達の数々の苦労のあとを偲ばせますが、その模型が置かれている秘密の部屋が今回の講座会場です。
さて、運転のコツ講座は、首都高の都心環状線を走行する映像を流しながら女性レーシングドライバーの井上講師に走り方のコツをお話しいただきました。様々なポイントをご指導いただきましたが、例えば、都心環状線外回りの竹橋ジャンクション付近では、5号線から合流して来る車に対して、「気をつけましょう」ではなく、「相手が合流しやすいように気を使いましょう」というスマートな講義でした。最近すっかりペーパードライバーになった私も受講者の皆様と一緒に講義を聴き、そういった余裕ある運転を心がけることがスムーズに走るコツなのかもと考えました。 また、弊社で作った『首都高運転のコツ10』という冊子をもとに、担当者が付箋紙と首都高ナビマップを用いた予習方法をお伝えしました。
今回講座に参加できなかった方々も、是非『首都高運転のコツ10』をご参考にしてみて下さい。
運転のコツ講座の後は、スプレーサドル室を見学しました。昨年の4限目の講座で、「レインボーブリッジのアンカレイジは、塔から導かれたケーブルをストランド(ケーブル素線の束)毎に広げ(スプレー)て、アンカーフレームに固定している重要な場所です」とご紹介させていただきました。スプレーサドル室はそのアンカレイジの心臓部です。天井部からピンと張ったストランドが扇状に広げられて固定されている姿は、凛とした美しささえあると私は感じました。
受講者の皆様もすぐ近くでご覧いただき、レインボーブリッジを支え続けるアンカレイジの心臓部をご堪能いただけましたか?最後までご受講いただきありがとうございました。