CLOSE
横浜環状北線の首都高講座第2弾!
世界最大級のシールドマシンの組立て状況を見る貴重な体験講座を用意しました。
現在整備を進めている横浜環状北線は、延長約8キロの路線のうち約6キロがトンネル構造で、直径12.5mのシールドマシンでトンネルを造ります。平成22年秋頃には、2台のシールドマシンが新横浜の発進基地から子安台の到達基地に向け発進する予定で、現在新横浜の現場では、シールドマシンの組立て作業を進めています。
この講座では、地下30mの発進基地内で2台のシールドマシンの組立て状況をご覧いただきます。前回の講座(18限目:4月22日開催)に参加された方は、現場の進捗の速さに驚かれるかもしれません。また、今回初めて現場をご覧になる方は、現場の壮大さに圧倒されてしまうかもしれません。
今回は夏休みということもあり、小学生とその保護者の方20組(40名)を募集します。夏休みの自由研究や体験学習のひとつとされてみてはいかがでしょうか。
コース名 | 25限目 |
---|---|
講座場所 | 横浜環状北線立坑(新横浜) |
講座日時 | 平成22年8月27(金) 10:00~12:00 |
募集人数 | 20組40名(小学生以上のお子様と保護者の方) |
参加費用 | 無料 |
この夏最後の首都高講座は、横浜環状北線の新横浜発進基地で開催されました。
ひとつの立坑内で2機のシールドマシンが同時に組み立てられているという、たいへん貴重な体験ができる今回の講座。 残暑がまだまだ厳しい8月下旬、そんな現場を一目見ようと、30名の親子が横浜環状北線のインフォメーションルームに集合しました。
はじめに、工事の概要や開通効果について30分ほど映像やパネルでご紹介し、その後、ヘルメットをかぶり軍手を身につけ、現場へと向かいました。
約500t吊の大きなクレーンを横目に、立坑内に仮設されたオレンジ色の階段を降りて行きます。 防音ハウスの中に入ると、トンネルを作るためのセグメントや床板が仮置きされており、その先に2台のシールドマシンが並んでいるのが見えました。
このシールドマシンは泥土圧シールドで、直径約12.5メートル、長さ11.5メートル、重さ2000トンという国内最大級のもので、最初に外回り(生麦行き)が発進、続いて内回り(港北行き)が発進します。その距離約5.5キロメートル。
シールドマシンから排出された掘削土砂はベルトコンベヤによって近くに設けられたストックヤードに運ばれ、その後トラックで運搬されます。
巨大な双子のシールドマシンを目の当たりにしたみなさんは、「わぁー!」と感嘆の声を上げ、一様にカメラを取り出し撮影を始めました。そして、なんと今回は特別にシールドマシンに触ることができるということで、目の前でその雄姿を見ることができました。胴体に触ったり、面盤に近づいてカッタービットに触ったりと、かなり貴重な体験ができたのではないでしょうか。 その後、全員で記念撮影をし、インフォメーションルームに戻りました。
質疑応答では、小学生ならではの質問が飛び交いました。
「シールドマシンってどうしてシールドマシンって言うのですか?」
「シールドマシンとコーヒーカップはどっちが早くまわりますか?」
など、次々とでてくる可愛いらしい質問に、場が和やかな雰囲気になりました。
ご参加いただいたみなさん、暑い中ありがとうございました。
いよいよ今年の秋、この双子のシールドマシンは到達基地のある生麦に向かって発進します!