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首都高速晴海線が開通! 記念イベントも大盛況
3月10日16時に、高速10号晴海線(晴海~豊洲間)が開通しました。
これに先立ち、2月18日には、開通記念のイベントとして「晴海線スカイウォーク」を実施。開通前の晴海線本線1.2kmを含む見学路約1.8kmを5,000名の参加者が歩きました。季節を先取りした暖かな気候に恵まれ、青空の下、レインボーブリッジやスカイツリー、走行するゆりかもめを晴海運河越しに眺めながら歩く気持ちの良いウォーキングイベントとなり、参加者の皆さんは道の上に設けられたフォトスポットで記念撮影したり、中央分離帯を触りながら歩いたり、開通前の高速道路散歩を思い思いに楽しみました。
4ヶ月になるお子さんを抱いて参加した、豊洲にお住まいのご夫婦は「毎日家の窓から橋がつながっていくところを眺めていたので『やっとつながったな』と、私たちも感慨深く思ってスカイウォークに参加しました。次はレンタカーを借りて、この道の上を走りたいと思います」と話し、埼玉県から参加した母娘は「伊豆に良く行くので日の出桟橋から出る船の上から東京湾の景色を見ることは良くありましたが、新しくできた道の上から東京湾を見るのは初めての経験で、とても新鮮な気分になりました」とスカイウォークを楽しんでいました。
このほか、特設会場では、はたらくクルマの展示や、実際に使用されているボルト締め体験、測量ができるコーナーなど、さまざまな催しが行われ、行列ができるほどの賑わいを見せました。
3月10日の開通記念式典では、「晴海線スカイウォーク」時に参加者から寄せられたたくさんの応援メッセージを掲示。10時から始まった式典には、地元の小学校の児童などが参列してテープカットが行われました。「通り初め」では、黄パトや水陸両用バスも登場して式典を盛り上げました。
高速10号晴海線は、並行する有明通りや晴海通りの朝晩の混雑を緩和することが期待されています。さらには晴海・勝どき・月島・佃・豊海地区の緊急輸送道路と首都高の既設のネットワークが直結するため、災害発生時には救命活動や物資輸送で重要な役割を果たします。また臨海部と都心のアクセスが強化されることによって、地域の利便性も向上する予定です。