期待される整備効果
1 地域の産業活動を支援
圏央道沿線では企業立地が進む中、圏央道開通によるネットワーク化で、さらなる交通需要が見込まれ、物流企業等の都心方面へのアクセス改善が求められています。さらに、国道17号バイパス及び国道17号については、南北方向の長トリップの通過交通が流入し、交通容量の大幅な不足による渋滞が発生しています。
新大宮上尾道路の整備により、円滑な物流が確保できるため、圏央道沿線からの都心方面へのアクセス性が向上し、地域の産業活動を支援します。
圏央道沿線からの所要時間の変化
対象路線周辺の企業立地
2 住民の安全性が向上
国道17号バイパスでは、平日朝の旅行速度が約13km/hであり、延長約8.0km間における旅行速度の著しい低下が原因と考えられる追突事故は4年間で340件と多発しています。
新大宮上尾道路の整備により、一般道路の渋滞が緩和され、追突事故の減少が見込まれます。
事故件数の内訳
3 物資輸送等の広域連携が向上
さいたま新都心は、首都圏広域防災拠点に位置付けられていますが、圏央道から与野間の広域幹線道路が未整備のため、信越、東北方面の主要拠点等からのアクセスが不十分となっています。
新大宮上尾道路の整備により、防災拠点として機能するために必要なネットワークが整備されます。また、信越、東北方面の主要拠点等からさいたま新都心へのアクセス性が強化され、拠点間の物資輸送等の速達性向上に寄与します。
国道17号バイパスの現状
さいたま新都心へのアクセスルート
周辺環境対策
遮音壁
遮音壁の設置により、沿道に伝わる交通騒音を低減します。
裏面吸音板
高速道路の橋桁の下に設置することで、橋桁裏面で反射する街路の交通騒音等を低減します。
※設置範囲・設置高さ等は今後詳細に検討を進めてまいります。
高機能舗装
通常の舗装よりもすき間を多く作ることで、騒音の低減や雨天時の安全性向上の効果が期待できます。