首都高速道路株式会社 オフィシャルサイト

2008年度グッドデザイン賞

中央環状線山手トンネル交通管制システム

首都高速道路中央環状線山手トンネルは、首都圏の自動車交通の流れを抜本的に変革する目的で地下部に整備された総延長11kmの世界的にも類を見ない大規模な都市内長大トンネルです。お客様いつも安全・安心・快適に御利用いただくと共に、万一の事故や火災においても対応する最先端の防災設備を備えた専用の交通管制システムを開発導入しました。トンネル内に設置したカメラ370台(総延長時)でトンネル内全域の状況を常に把握し、お客様が何らかの理由で路上に停車された時も含めて、通常と変わった事があった場合には管制室へアラームで知らせる仕組みにより、迅速な対応が可能となりました。ドライバーへ多種多様な情報を提供することで、より適切により細やかな注意喚起を実現しています。

より適切な情報提供すること、そしてお客様の安全走行を目標としました。


デザインの特徴
・コントロールルームの機能の中心的な機能を果たすのは人と考え、人間の生理、心理、認知,身体の面から考えたデザイン

受賞理由(審査委員のコメント)

「首都高速道路中央環状線は、総延長11㎞と世界にも類を見ない長さの都内を走るトンネルである。もし事故が起きた場合、地上とちがい、後続車両を迂回させることは困難であるため、小さな事故が全体の交通システムを麻痺させるアキレス腱にもなりかねない。したがって、事故の回避、事故が起こったときの早急な対処を可能にするシステムが必要不可欠であった。今後、世界中に東京のような大規模な都市は増えていくと予想され、その中での移動を滞りなく可能にする交通管制ソリューションの位置付けは、より重要なものになっていくであろう。」


トンネル交通管制システム