首都高速道路は2013年から塗替え塗装に水性塗料を採用する検討を開始し、2017 年の要領改訂で防食下地以外に水性塗料を採用、さらに2019年にはフラッシュラストの発生を抑制する防食下地塗料の評価試験を規定し、すべての現場塗装に水性塗料を採用した。水性塗料が採用されたことで塗装現場と塗料置き場の火災安全性が飛躍的に向上し、さらに揮発性有機化合物(VOC)排出量削減により周辺環境や塗装作業員への影響が低減されたことが高く評価された。