見沼高架橋は、平成18年8月4日に全線開通した埼玉新都心線の一部を形成し、さいたま新都心東側にあたる「見沼田圃」と呼ばれる地域を通過する全長1.6kmの高架橋である。 特に、本高架橋は見沼田圃の環境保全を図るため、わが国ではこれまでに前例のない、高架下及び環境施設帯を含めた高架橋全線（総面積約6.3ha）のビオトープ整備を行った。 また、その整備にあたっては、住民参加方式によりビオトープ整備の基本計画を策定し、自然環境の創出を図り、地域と一体となった道路整備の実施、自生林の種を育成、 地域固有の自然林のエリアを道路用地内に拡大するなど環境対策に工夫が見られることから、全建賞に値するものと認められ受賞するに至った。
ビオトープ整備計画図
見沼高架橋とビオトープ