長大トンネル内で火災に遭遇したら
トンネルの入口にいるときは
- トンネル内で火災が発生したときは、トンネル入口の信号機と警報板でお知らせします。
- 信号機が「赤」の時はトンネル手前で停車し、トンネル内に絶対に入らないでください。
- 停車するときは、左側(左側に駐車できないときは右側)に車を寄せ、警察、消防等の車両が通行できるように中央部を空けてください。
- 停車後は警察やパトロール隊の指示に従ってください。
出口の手前にいるときは
- トンネル内で火災が発生したとき、出口手前ではトンネル警報板で次の出口から街路へ出るように案内します。表示に従い行動してください。
- トンネル火災発生時は、現場の状況や避難誘導などの緊急放送を各ラジオ放送に割り込みを行い発信します。トンネル内走行時は、カーラジオのスイッチを入れてください。
火災現場の手前にいるときは
- トンネル用信号機やトンネル警報板に従い停車してください。
- 停車するときは、左側(左側に駐車できないときは右側)に車を寄せ、警察、消防等の車両が通行できるように中央部を空けてください。
- 非常口の前には停車しないでください。
- 車を離れる際は、
(1)エンジンを止め、キーは車内に置いたままにする。
(2)窓ガラスはしっかり閉める。
(3)貴重品は必ず持ち出す。
(4)連絡先を書いたメモを残す。
(5)ドアはロックしない。 - 非常口から、避難経路を経由して地上に出られます。避難路は安全空間ですので、あわてずに避難をお願いします。
火災現場では
- まずは通報してください。
(1)携帯電話からは「#9910」と発信し、ガイダンスに従い首都高の「1」を押すと管制室の係員につながります。
(2)約50m間隔で設置している押しボタン通報装置のボタンをランプがつくまで押すと管制室に通報できます。
(3)約100m間隔で設置している非常電話の受話器を取ると管制室の係員につながります。 - 安全が確認でき、消火できる場合は消火器または泡消火栓を使用してください。
- 火災から遠ざかるよう避難してください。非常口までの距離は非常口誘導表示板で確認できます。
長大トンネル内に導入した国内最先端の防災設備
万が一の事故や火災に備えて、万全の設備があります。
※ボタンをクリックすると詳細を表示します。


万一に備え、24時間体制で交通状況と各設備の状態を見守っています。火災検知器からの火災情報、テレビカメラからトンネル内の状況を把握し、遠隔操作により、迅速かつ的確に各機器の制御を行います。


約100mの間隔で設置し、常にトンネル内を見守っています。火災時には自動的にその場所の状況を管制室に映し出すとともに、トンネル内の走行状態の異常を画像処理により管制室に通知する機能を有しています。


安全で快適に走れるように、見やすく明るい照明を設置します。特に分合流部では明るさを増しています。また、停電が起きても、走行に支障がない明るさを確保します。


200m以下の間隔でスピーカーを設置し、ドライバーに情報を伝達します。明瞭性を確保するため時間遅延技術を採用しています。


ラジオ放送により情報を伝達します。


約25m間隔で設置しています。火災時に発生する赤外線を自動的に検知し、管制室にいち早く知らせます。


管制室からの遠隔操作により、約50mの範囲に霧状の水を放水し、火災の延焼や拡大を防ぎます。


非常時にトンネル内の火災、事故等の情報を他のドライバーにお知らせします。トンネル入ロ、トンネル内に設置します。



火災時の煙は排煙口から吸い込み、トンネル外へ排出します。
ジェットファンを設置している場合は、煙が避難の妨げにならないよう、空気の流れを調整し、避難の時間を確保します。(通常時でも換気のために運転しています)
ジェットファンを設置している場合は、煙が避難の妨げにならないよう、空気の流れを調整し、避難の時間を確保します。(通常時でも換気のために運転しています)


消火器や簡単に扱える泡消火栓を約50mの間隔で設置しています。無理のない範囲での初期消火をお願いします。


約50m間隔で設置しています。火災または非常時にボタンを押すことで、管制室へ通報できます。


約100mの間隔で設置しています。受詩器を取ると管制室に連絡をすることができます。また、受話器をとり、通話ランプが点灯してから『故障』『事故』『救急』『火災』のいずれかのポタンを押していただくことで、管制室に用件が伝わります。


350m以内に設置されている非常口から地上出口まで避難することができます。

横浜北線、横浜環状北西線(建設中)は、車道の下に避難通路があるため、非常口にあるすべり台をすべって床版下安全空間に避難してください。
(一部すべり台を使わない非常口もあります)
(一部すべり台を使わない非常口もあります)
※トンネルによって設置している設備が異なります。