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Interview

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Vol.29 田中 道子さん

首都高の解体現場に密着して技術力に感動!
もっと自慢してもいいのになって思います

田中 道子さん

たなか・みちこ(モデル、俳優)1989年生まれ、静岡県出身。静岡文化芸術大学デザイン学部で建築・都市デザインを学び、二級建築士試験に合格。「ミス・ワールド2013」日本代表に選出、「ミス・ワールド2013世界大会」でベスト30に入賞。ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』で俳優デビュー。2022年、一級建築士試験に合格。現在、NHK『解体キングダム』レギュラー、TBS『プレバト!!』準レギュラー、BSテレ東『築き人』ではMCを務める。現在、テレビ朝日『顔に泥を塗る』に出演中。

 車の免許を取ったのは大学1年生のとき。静岡県浜松市に住んでいたので、車がないとどこに行くにも不便で免許は必須でした。今は夫(プロサッカー選手の川又堅碁さん)が運転することも多いんですけど、運転に集中できるようにするのが助手席の「仕事」だと思うので、隣で居眠りはしないとか、アップテンポな音楽は流さないとか自分なりのルールがあります。テンポが速いダンスミュージックなんかだとついスピードを出し過ぎちゃうと思うので、昭和歌謡のメドレーとかをよく流していますね。私が好きだというのもあるんですけど(笑)。

 2022年に一級建築士の試験に合格してから、建築関連のお仕事をたくさんいただくようになって地方に行く機会も増えました。ロケバスに私とマネージャー、メイク担当の3人で乗ることが多いんですけど、だいたい首都高に入る辺りから深い話になるんです。首都高を走っている車内だと何故かお互い普段あまり言わないような本音が出るんですよ。首都高の景観で好きなのは荒川の上に架かる五色桜大橋。「ダブルデッキ式ニールセンローゼ橋」という構造で、この形式としては世界初だそうです。あとは、箱崎JCTも構造体として美しいですし、東京を象徴するようなクールな景色だなと思います。

 首都高といえば、現在レギュラーで出演させていただいている番組『解体キングダム』でも何度か現場に密着しています。一つは多摩川に架かる高速大師橋の架け替え工事。1日約8万台もの車が通る橋の大規模な架け替えを、たった2週間で終える技術力に感動しました。もう1カ所は日本橋の「呉服橋出入口の桁撤去工事」と「河川内での橋脚撤去工事」です。大型の重機が使えないせまいスペースでの作業だったり、自由の利かない水中での解体だったり、緊張感のある現場に立ち会えました。

 首都高は東京の血流でもあるので、そこを利用する人たちへの影響を最小限にとどめようというプライドを感じましたね。縁の下の力持ちのように私たちの見えないところでスゴイことをしているんです。もっと自慢してもいいと思うんですけど、それもまた美学なんでしょうね。

※記事内容は2024年6月末時点のものです。

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