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MovieVol.03 ETCメンテナンス

「ETCのメンテナンス」って、具体的にはどんなことをしているんだろう?
今回は料金所でのお仕事のほかにも、新開発したETC点検に特化した車も紹介してくれるみたい!

ツアーを体験する大学生二人。ドライブが好きで首都高をよく利用するうちに
段々と首都高の仕事に興味を持ち始め、今回のバーチャル職業ツアーに参加しました。
START!

CHECK!
バーチャル体験
動画もあるよ!
最後まで進んでみよう
SCENE
01
ETC点検


首都高ETCメンテナンスさんのお仕事を体験するため、今回は臨海副都心料金所へやってきました!
最初にご紹介するのは、首都高の料金所に設置されているETCの機器の清掃や点検の様子です。現場に到着したらまずは保安規制(作業を行うために一般車両が進入できないよう作業場所をカラーコーン等で保護すること)を敷設して、保安規制が完了したらいよいよ作業を開始します。





日常的な点検は、通行量の多い場所では2週間に1回、それ以外の場所は月に1回のペースで実施しています。本日行っているような年1回の定期点検もあり、そこではすべての機器のチェックや、消耗部品の交換を行っています。


日常的な点検では、どんなことをするんですか?
通行する車を検知するセンサー周辺の清掃、ETCの機器の清掃、遮断機などの装置が正常に作動するかの確認が、作業の中心ですね。





台車のような、たくさんの機器を載せたラックをゆっくり動かしていますね。これは何をしているところでしょうか?
これは「電界強度測定器」といって、ETCのアンテナ(路側無線装置)から発射される電波の強さを測っているんです。ETCの電波は、弱すぎても強すぎてもいけないので、基準の範囲内の強さになっているかをチェックしています。


強すぎるのもダメなんですか?
そうなんです。あまりにも強いと、電波が周りに漏れ、隣のレーンの車と通信してしまう可能性があるんですよ。


それは大変!目に見えない電波もしっかりチェックすることが安全につながるんですね。
SCENE
02
運転監視・データ解析




違う場所に移動してきましたが、ここにはたくさんのモニターが並んでいますね!
ここでは、ETCに通信障害が起きていないかを監視したり、ETCから送られてくるさまざまなデータを解析したりしています。


なるほど!映画に出てきそうな場所ですが、ここではETCの監視をしているんですね。もしETCに異常が発生したらどう対処するのでしょうか?
故障アラームが表示されるので、すぐに緊急応急班に出動を要請します。緊急応急班は、24時間365日いつでも出動できるように準備しています。


データ解析ではどんなことがわかるんですか?
通信障害のわずかな兆候をキャッチして、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。たとえば、車載器との通信エラーの回数が少し増えたな、といったわずかな違和感でも見逃さず、ほかのデータも確認して原因を突き止めています!

SCENE
03
研究開発


今度は車が登場しましたが、こちらはいったい…?
私たちは、ETCの点検を高度化するための手法の研究や開発もしています。その成果の一つが、こちらの「3D ETC Doctor」です!


車両にいろんな装置が付いているんですね。これでどんなことができるんですか?
先ほどのETC点検の現場で、電界強度測定器を使って電波の強さを測っていましたよね。あの測定器と同機能の装置を車に搭載していて、電波の測定結果を周辺の建物や道路の3Dデータと一緒に表示することができます。電波状況が3次元で可視化されるので、もし電波障害が起きていた場合、どこが原因なのかがすぐにわかるようになったんですよ。



すごい!3Dでわかりやすく表示されている!
3D ETC Doctorなら道路を走りながら電波を測定できるので、測定作業のために保安規制をする必要がなく、お客さまにご迷惑をかけずに効率的に作業できます。今はこの1台だけですが、現在2台目の車両も開発中です。


ETCの点検や監視だけではなく、新しい技術の開発にも日々取り組まれているんですね!
さらなるバーチャル体験へ

次回の首都高バーチャル職業ツアーは3⽉1⽇更新予定です