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低濃度脱硝設備

首都高速道路ネットワークのある大都市圏においては、SPM、NO2などに係る環境基準の達成が厳しい状況が続いていたが、自動車排出ガス規制などの自動車単体規制により、近年、大気環境が改善してきています。しかしながら、道路トンネル換気塔から排出されるトンネル内空気には、自動車排出ガスが含まれており、換気塔近傍の建築物への局所的な影響が懸念されます。

低濃度脱硝設備は、電気集塵機と低濃度脱硝装置で構成され、SPM、NO2を除去して換気塔近傍の建築物への局所的な影響を回避するものです。低濃度脱硝設備の除去性能は、それぞれ、SPMで80%以上(一日平均値)、NO2で90%以上(一日平均値)となっています。

この技術は、中央環状新宿線 山手トンネルに導入されています。