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高耐久型超低騒音舗装(小粒径ポーラスアスファルト舗装)

高機能舗装

首都高速道路では従来、高機能舗装を用いていました(トンネル区間を除く)。 高機能舗装は一般の舗装よりもたくさんのすき間を作るように工夫された舗装です。 空気が舗装のすき間に逃げられるため、エアポンピング音が生じにくくなり、3db程度の騒音低減が期待できます。 また、道路に降った雨水が速やかに舗装にしみこみ、排水されるといった利点もあります。



その後、高機能舗装の技術改良が行われ、現在では「高耐久型超低騒音舗装」が採用されています。



高耐久型超低騒音舗装

高耐久型超低騒音舗装は、従来の低騒音舗装よりも優れた路面騒音低減機能と耐久性を有する小粒径ポーラスアスファルト混合物(5)を表層に用いた舗装を使用することで、表面が滑らかとなり、タイヤと路面の接触による発生音を大幅に低減することを可能として排水機能を有した舗装です。

高耐久性型低騒音舗装の特徴は以下の通りです。

  • 17%の空隙を有し、タイヤトレッド内に圧縮された空気が放出される際に生じる「エアーポンピング音」を低減
  • タイヤ路面騒音値が従来の高機能舗装よりも5dB程度低下
  • 水浸状態でも骨材が剥離しにくい強い結合力を有するバインダを採用し、骨材飛散抵抗性を大幅に改善
  • 鋼床版でも使用できるよう曲げひずみ性能を付加