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Photo多機能レッカー車


学生時代からバイクや車で旅するのが趣味だったお父さん。
乗り物の話になると止まりません。
乗り物に興味津々な娘さん。
今は自転車だけど大きくなったらバイクにも乗りたいとか。
PROFILE
No.04
多機能レッカー車
「多機能」の名の通り、クレーン、ワイヤーウィンチ、アンダーリフトなどさまざまな装置を備えているのが特徴です。事故車両や故障車両などを移動させる際、引き起こし、吊り上げ、レッカー移動といった複数の作業を1台でこなすことができます。また、大規模災害の発生時には、道路の障害物を取り除く役割も担います。
- 長 さ750cm
- 高 さ346cm
- 重 さ13.5t
- 性 格器用。柔軟にいろいろな仕事をこなせる
- 特 徴さまざまな装置の機能を1台に集約
- 出身地日本

ワイヤーウィンチ
主に横転した車両の引き起こしに使い、自走できなくなったトラックなどの向きや位置を変えて作業スペースを確保するために使うこともあります。ウィンチの巻き取り能力は6トン。ワイヤーを2本備えているため、バランスを取りながら安全に車両を引き起こすことができます。

ワイヤーは操作ミスを防ぐために赤と青に色分けされていて、側面の操作パネルにあるそれぞれの色のレバーで操作することができます。

クレーン
車体が激しく損傷してウィンチでは動かせない場合は、クレーンで故障車を吊り上げ、レッカー作業や運搬車の荷台に載せて移動させます。道路上の落下物は基本的にパトロールカーが対応しますが、大きな物は多機能レッカー車がクレーンで移動させることもあります。吊り上げ能力は最大2.9トンです。

アンダーリフト
車体後部にある装置で、自走できなくなった車両の前部を持ち上げてレッカー移動する時に使います。故障車の車幅に合わせて横にバーを伸ばし、前輪を固定して安全に牽引します。アンダーリフトの最大吊り上げ能力は5トンで、最大14トンまで牽引できます。



後輪が破損している場合は、タイヤの代わりになるドーリーを後輪に取り付け、完全に浮かせた状態で移動させることもあります。ドーリーは車体側面に収納されています。

エアジャッキ
コンプレッサーから圧縮空気を送り込んで重い物を素早く簡単に持ち上げることができます。主にトラックなど大型車両のタイヤ交換時に使います。

エアインパクトレンチ
エアジャッキと同じく、圧縮空気を使ってタイヤを留めているナットを緩めたり締めたりできる工具です。中~大型車のタイヤ交換時に活躍します。
お父さんの豆知識

