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Vol.07 高速道路 × 逆走
どうして逆走をしてしまうの?高速道路の逆走と対策を解説!

首都高心理ナビゲーター
高速道路は一方通行が大原則。けれど、全国の高速道路ではおおよそ2日に1回と高い頻度で逆走運転が発生しているのはご存じですか? 特にインターチェンジや出入口、サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)でのルート間違いは、逆走につながる恐れがあるため、案内に注意して進路を誤らないことが大事です。今回は、危険な「逆走」について一緒に見ていきましょう。
「自分は間違えない!」その自信が逆走の原因に!?

最近、ニュースで取り上げられることも多い高速道路での逆走運転。みなさんは高齢ドライバーだけの問題と決めつけていませんか?実は、もっと若い年齢層のドライバーも逆走を起こしています。高速道路での運転に慣れている多くのドライバーは「自分が間違えるはずがない」という思い込みを持っています。しかし、この思い込みは間違いです。案内標識を見落としたり、表示内容を勘違いしたりすることは意外と生じるもので、運転に慣れている人ほどこういった油断を引き起こします。また、近年ではカーナビのルート案内の読み間違いや聞き間違いによる逆走も発生していることから、運転に自信がない人も例外ではありません。つまり逆走は、年齢を問わず、誰にでも起こり得るのです。
逆走が多発するポイントは?確実な標識確認でウッカリを防ごう

逆走が発生しやすいポイントは、インターチェンジや出入口、ジャンクション、SA・PA付近。目的の出口を通過してしまった、分岐地点で行き先を間違えたなどの理由でUターンするといった故意の逆走が数多くみられます。高速道路ではUターンもバックも厳禁です。また、一般道から高速道路の出口への誤侵入、SA・PAでの入口と出口の間違いなどから、いつの間にか逆走していたというケースも一定数起きています。逆走を防ぐためには、まずは事前に目的地までの行程をしっかりと確認しておきましょう。そのうえで、案内標識を見落とさないよう、読み間違えないよう、休憩をとりながら集中して運転することが大切です。
慌てた行動は禁物!逆走してしまったらどう対処する?

それでも目的の出口を通り過ぎてしまった場合は、慌てずに次のインターチェンジや出口まで走行し、料金所スタッフに申し出て指示に従いましょう。また、万が一逆走してしまった場合は、気づいた時点で速やかにハザードランプを点灯して路肩に寄せ、停車してください。車から降りて安全な場所へ避難してから、110番や道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡しましょう。 もし逆走車を見つけたときは、衝突を回避するよう速度を落とし、注意して走行してください。同乗者にすぐ110番や道路緊急ダイヤル(#9910)への通報を頼むか、最寄りのSA・PAなどに停車してから通報を。逆走車の情報は、直ちに高速道路情報板やハイウェイラジオを通じて発信され、他のドライバーに注意を促すことができます。

次回の首都高ドライブ心理ハックは3月21日更新予定です