「見沼田んぼ首都高ビオトープ」で、ザリガニ返しの設置とエコスタックの補修を行いました!

 

9月16日(金)に見沼田んぼ首都高ビオトープにて、東京環境工科専門学校の1年生の皆様と環境実習を行いました。

当日はあいにくの曇天でしたが、学生の皆さんはやる気満々です!

 

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午前中は、見沼田んぼ首都高ビオトープの動植物や、活動内容等について学んでいただきました。

午後からは、ビオトープの生態系保全のための実習。

  

1つ目の実習は、池の周囲への「ザリガニ返し」の設置です。

ビオトープの外から外来種のアメリカザリガニが侵入することで、池に繁殖したトウキョウダルマガエル等のカエル類やギンヤンマ等のトンボ類が捕食され、生態系のバランスが崩れてしまいます。

そこで、初の試みとして、池の周囲に"ザリガニ返し"の設置を行いました。

これにより、アメリカザリガニの池への侵入を防ぐことができます!

 

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この池の周りにザリガニ返しを設置!

池の周囲に溝を作り、板を立てます。

 

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 協力し合いながらの熱心な作業!

 

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完成形がこちらです!

 

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これで外からのアメリカザリガニの侵入を防ぐことができます!

 

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設置したザリガニ返しはすでにダンゴムシのお気に入りのようです♪

 

2つ目の実習は、エコスタックへの「粗朶(そだ)の追加」です。

「粗朶」とは、細い樹木を束にしたものを言います。

 

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「エコスタック」とは、粗朶等を積み重ねることでできた、生き物の住みかを指します。

 

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ビオトープでは、「エコスタック」を作ることで、カミキリムシ等の生き物が暮らしやすい環境づくりに取組んでいます。

 

実習に参加していただいた、学生の皆様は汗だくになりながら、一生懸命作業に取組んでくださいました。

 

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ビオトープの林を間伐!

 

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しっかり押さえて束ねます!

 

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束ねた粗朶を重ねていきます!

 

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既存のエコスタックの上に、作った粗朶を取付けて完成!

  

今後もより多くの皆様に、ビオトープの保全活動にご参加いただきながら、都会の近くに残る身近な自然を感じてもらい、地域密着型のビオトープを育てていきたいと思います!

東京環境工科専門学校の皆様、ありがとうございました!