新たな損傷の発生や進行を抑え、長期の耐久性や維持管理性の向上のため、炭素繊維補強、繊維補強コンクリートなど特殊な素材で補修します。100年後も安心・安全に使える首都高に造り変えていきます。
床版下面の補強
鋼桁の補強
橋桁の補強
海の上を道路が通っている東品川・鮫洲区間では、海の上ならではの耐久性向上のための工夫が施されています。
コンクリートの中の鉄筋は耐久性に直結します。鉄筋をさびに強いエポキシ樹脂という素材で覆い、橋の耐久性を向上しています。
海の中に鋼製の柱が建っているので、長持ちさせるためには特殊な塗装が必要となります。海水面付近は潮位が変化する範囲に、ステンレスライニング(防食対策)を施工しています。
傷みやすい海の上では、丁寧な点検が欠かせません。特殊な装備が無くても近くで橋を見れるプレキャストボックスと呼ばれる「恒久足場」を採用しました。
耐久性や維持管理の向上も大切ですが、首都高も都市環境の一部です。美しい東京を維持するため、景観への配慮も欠かせません。
恒久足場のデザインを水辺の景観を考慮したものとし、橋梁全体も水辺の景観に合わせた色に塗り替えます。
※ イメージ図であり、形状・色等は実際とは異なる場合があります。
歴史もあり、東京の観光の名所である日本橋には海外からの多くの観光客が訪れます。美しい日本橋にするために、高架を地下に移設し、空が見える景観に変更します。
※ 再開発の計画は現時点の情報を基に作成したイメージです。