年間48,800カ所の修繕をおこなっている首都高は、都市高速であることから、海の上や川の上など傷みやすい場所や、ビルなどの建設物が近接している場所に建造されています。そのため、非常に狭いスペースでの更新作業や特殊な技術が必要となります。
東品川桟橋・鮫洲埋立部更新事業では、高速1号羽田線、東京モノレールなどが近接して並走しているため、非常に狭隘なスペースでの施工となります。
左右の橋に挟まれた幅18mの空間での橋の撤去作業。1台で撤去しようとするとクレーンを大きくする必要があり、スペースに入りません。2台で息を合わせることで、スムーズに撤去が完了しました。
通常の施工方法では、近接構造物への影響が懸念されることから、狭隘なスペースでも鋼管矢板の打設の施工が可能な油圧式杭圧入引抜機によるウォータージェット併用圧入工法を採用しています。