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長距離・大断面シールド


厳しい制約条件下の建設を新たな技術により克服

中央環状新宿線(山手トンネル(3号渋谷線~5号池袋線))では、7工区9機のシールドマシンを使い、環状第6号線(山手通り)の地下に片側2車線のシールドトンネルを2本併設して施工しました。シールドトンネルの外径は11.2~13.0m、併設トンネル間の離隔は3~10mです。

中でも一番北側に位置する中落合シールドは、外径12m、延長2,020mの長距離・大断面泥土圧シールドであり、これは施工した2005年頃の当時では世界でも最大級の規模でした。



大断面・長距離での高速掘進を実現

中央環状新宿線(山手トンネル(3号渋谷線~5号池袋線))での経験を踏まえ、中央環状品川線(山手トンネル(湾岸線~3号渋谷線))では、高速湾岸線に近い大井北立坑から高速3号渋谷線付近の大橋ジャンクションまでの約8kmを内回り・外回りともにそれぞれ1基のシールドマシンで掘削しました。

ここでのシールド外径は12.5m、延長は約8kmと、世界的に見て、現時点でも最大級規模の長距離・大断面シールドトンネルになります。



その後、シールド技術のノウハウが横浜環状北線シールド(5.5km)及び北西線シールド(3.9km)に生かされました。




また、首都高速道路のシールドトンネル技術は高く評価されており、数々の賞を受賞しています。


【シールド技術に関する受賞リンク】