とろにゃんと旅するながとろ

筆者:今回は、埼玉県長瀞町の観光スポットやグルメ情報をご紹介していきたいと思います。

一緒にご紹介してくれるのは104日に首都高速道路株式会社が主催する川口ハイウエイオアシスのイベントに登場してくれた長瀞町の公式マスコットの「とろにゃん」です。

「とろにゃん」:やっほー「とろにゃん」だよ。

普段は、長瀞の人気アクティビティの川下りの船頭見習いをしてるんだ。よろしくおねがいしますにゃん。―!

長瀞町のことなら任せてね。

どんな季節でも楽しめる長瀞町の魅力をお伝えしていくから最後までゆっくり読んでいってほしいね~!

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長瀞町公式マスコットキャラクター『とろにゃん』


筆者:それでは「とろにゃん」よろしくお願いします。まず長瀞町ってどんなところか教えてください。

「とろにゃん」:うん、長瀞は、美しい自然とアクティビティ、そして地質学的にも大変貴重な場所として知られる観光地なんだにゃん。

町の中心には荒川が流れていて、その両岸は国指定の名勝・天然記念物の長瀞岩畳(ながとろいわだたみ)として有名なんだ。また、岩畳は「地球の窓」とも呼ばれていて、独特の地形が広がっているんだよ。

町全体が県立長瀞玉淀自然公園に指定されているほど自然豊かなところなんだにゃん。

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長瀞町公式マスコットキャラクター『とろにゃん』

筆者:「とろにゃん」、地球の窓なんてスケールが大きくてすごいね。

荒川のもっと上流の秩父は、セメントの採掘で有名だけど、セメントの主原料である石灰岩(サンゴや貝殻などの生物の遺骸が堆積して固まったもの)が採れるということは武甲山のあたりは、大昔は海だったということだからそれだけでも地球の息吹を感じてしまうね。どうしてそうなったのかは分からないけれど、長瀞町も太古の昔の地球の姿を垣間見ることができる場所ということなんだね。

それでは長瀞町の観光スポットをめぐる旅に出発しましょう。長瀞町のことはあまりよく知らない初心者なので基本的なところから案内してもらえるとうれしいです。

「とろにゃん」:了解だにゃん。―!


≪岩畳≫

「とろにゃん」:まず最初に、岩畳を案内するね。

秩父鉄道の長瀞駅から岩だたみ通りを荒川の方に進んでいくと川下りの発着点があるよ。

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ここからの景色をみると、隆起した結晶片岩が、荒川の流れによって長い年月をかけて浸食された結果、畳を重ねたような景観をつくっているんだ。写真の水面にも注目してね。

そもそも「長瀞」という地名は、荒川の流れが緩やかな区間「瀞(とろ)」が長く続くことから「長い瀞」で「長瀞(ながとろ)」と名付けられたんだにゃん。

筆者:なるほど、岩畳というのは聞いたことがあったけど、あらためて眺めてみると悠久の時の流れを感じる場所だね。

画像からも、地層が露わになっているので何層にも重なっている様子がミルフィーユやバームクーヘンの断面のように見えるね。

「とろにゃん」:ここは、でこぼこしていて滑りやすいので気を付けて歩いてほしいね。あとあまり川の方に近づきすぎないようしてほしいな。

そして、ぜひ川下りで舟の上からも長瀞独特の地形を見てほしいにゃん。―!

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©長瀞町 とろにゃん

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筆者:本当は、迫力ある川下りをしているところの写真を撮りたかったのだけど、このところ、雨が少なくて荒川の水量が少ないので川下りが運行できない日もあるようです。

川の水量が少なくて川下りができないときでも写真にあるとおり、川の流れが穏やかな岩畳の水域で船に乗りゆっくり船頭さんの楽しい解説を聞きながら周遊するコースもあります。

このあたりでは、有名なテレビドラマやテレビCMの撮影も行われたことがあるそうで、古くは堺正章さんや夏目雅子さんが出演されていたテレビドラマの西遊記やサスペンスドラマの舞台としてまた、崖から落ちそうなところで踏みとどまるファイト一発の掛け声でおなじみの飲料のテレビCMなどの撮影地となったようです。

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《月の石もみじ公園》

「とろにゃん」:次に、紅葉の季節には絶対に訪れて欲しいところを紹介するにゃん。

長瀞駅から線路沿いの南桜通りを上長瀞駅方向に800mほど進んだところに「月の石もみじ公園」というところがあるにゃ。どんなところかは写真を見て欲しいにゃ。

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長瀞駅から月の石もみじ公園へ向かう道です。すでに雰囲気があります。

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月の石もみじ公園内の様子(もみじで真っ赤です)素晴らしい眺めです。

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筆者:とろにゃん、公園の名前のとおり、紅葉がすごく美しく映える場所だったよ。ここまで紅葉が林立しているところは見たことがなかったよ。

とても綺麗な紅でときどき緑や黄色、空の青が混じって見えるのもいいね。


≪宝登山≫

「とろにゃん」:次に町を代表する標高497mの山の宝登山(ほどさん)を案内するにゃん。

宝登山には寳登山神社があって秩父鉄道の長瀞駅から宝登山に向かって参道がずっと続いているんだにゃ。長瀞町に観光に来たらぜひ訪れて欲しいところだにゃん。

山頂までは宝登山ロープウェイがあって、山麓駅から約5分で山頂まで行くことができるにゃ。山頂には寳登山神社の奥宮が鎮座しているほか、宝登山小動物公園や、宝登山梅百花園、宝登山臘梅園(ろうばいえん)などがあるにゃ。

しゃくなげや福寿草、ツツジに寒桜など、四季の花々を観賞できるにゃ。開花の時期がそれぞれ異なるのでぜひ何度でも観に来て欲しいにゃん。

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©長瀞町 とろにゃん


≪寳登山神社≫

「とろにゃん」:宝登山の参道を進んでいくと、寳登山神社があるにゃ。

『寳登山神社は、約1900年前、日本武尊(やまとたける)が東征の帰途に山火事に遭遇した際、神犬(山の神の使い)の助けを得て山頂にたどり着いたという伝説に基づいてるんだ。この出来事から、日本武尊は山頂に神武天皇、大山祇神、火産霊神を祀り、山を「火を止める山」という意味の「火止山(ほどさん)」と名付けたんだ。これが後に「宝登山(ほどさん)」と呼ばれるようになった』と伝えられているんだにゃん。

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©長瀞町 とろにゃん

寳登山神社は、火災盗難よけ・諸難よけの守護神としての御神徳が高く、地元だけでなく関東一円からの参拝者は、年間100万人以上になるんだよ。

寳登山神社は、緑の杜のなか、荘厳なたたずまいの本殿と宝登山の山頂近くにある奥宮(おくみや)で構成されているにゃん。


≪宝登山ロープウェイ≫

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「とろにゃん」:宝登山の山頂に行くには画像のロープウェイで登ることができるにゃ。

筆者:この画像が宝登山ロープウェイの宝登山頂駅だね。この日は、あいにく小雨が降る天気なので雲の中にいるようだね。

「とろにゃん」:ごめんね。お天気はとろにゃんにもどうすることもできないにゃん・・・。

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「とろにゃん」:毎日が晴れというわけにはいかないけど、気象条件が揃えば宝登山の山頂から雲海の景色を望むことができるにゃんだよ!

雲海が発生しやすい条件は、

  1. 前日に雨が降ること
  2. 朝晴れること
  3. 風がないこと

という条件が揃う早朝に雲海が発生しやすいにゃん。

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筆者:絶景が見られないのは残念だけど、雨のおかげで神秘的な景色が見られたよ。

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筆者:これは晴れた別の日に撮影した山頂付近です。

展望テラス「SUSABINOテラス」という展望・休憩スペースもあります。

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筆者:「SUSABINOテラス」からは、秩父盆地を形成する山々の眺望を望めます。

秩父アニメの三部作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(「あの花」)、「心が叫びたがってるんだ。」(「ここさけ」)、『空の青さを知る人よ』(「空青」)はいずれも筆者が好きな作品なのですが、この秩父盆地を見ていると特に『空の青さを知る人よ』の「井の中の蛙大海を知らずされど空の青さを知る」を思い出します。

秩父盆地で暮らす若者を井の中の蛙にたとえて、秩父以外の世界はまだ知らないけれど空が青いことを知っているという秩父愛が伝わる内容です。あいみょんさんの主題歌がマッチしていて泣ける作品です。


長瀞ぐるめ

筆者:長瀞町のことなら何でも知っているとろにゃんにぜひ教えてもらいたいのだけど、長瀞ぐるめでおすすめはどこかな?

「とろにゃん」:長瀞町はどこのお店も美味しいんだけど、お店を探すときは、一般社団法人長瀞町観光協会が作成している長瀞グルメマップも参考にしてみてほしいな。きっと行きたいお店が見つかるにゃん。

筆者:どうもありがとう。とろにゃん。ではでは、早速長瀞グルメマップを見ながら気になるお店を一通り行ってみるね。


まずは、長瀞駅から岩だたみ通りを進んだところにある「長瀞とガレ」様。

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美味しいガレットやカフェを提供するとてもお洒落なお店です。

自家製「みそ豚の香腸詰め」をふわふわモチモチのガレット生地ではさんだみそ豚ガレドッグをいただきましょう。

秩父味噌に漬けたソーセージをふわふわモチモチのガレット生地が包みます。相性抜群でとても美味しくて、カメラを首からかけていても、ワンハンドで持ちやすいのでながら歩きにおすすめのおやつです。

作ってくれたお店の方に持っていただきました。ありがとうございました。ソーセージもガレット生地もとても美味しかったです。


筆者:次にご紹介するお店は、長瀞駅を出てすぐのところにある「芋うらら」様です。

お店の看板からわかるように芋菓子専門店です。芋うらら様のこの画像の左奥に映っているのが寳登山神社の表参道一の鳥居です。

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秩父地域産のこだわりの太白芋や食感のよい紅はるかなどを贅沢に使って作られる「いもんぶらん」は目の前で絞りあげてくれるできたての美味しさを楽しめます。

とろにゃんに教えてもらったグルメマップを見ると、長瀞駅から続く表参道沿いに気になるお店がたくさんあるので、この表参道を宝登山に向かってゆっくり歩いていきたいと思います。


少し進むと秩父エリアの名物である「豚みそ丼専門店 有隣」様です。

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秘伝のみそだれに漬け込んだ豚肉を丁寧に炙り、贅沢に仕上げられた丼をいただきます。せっかく長瀞にきたのならランチはこれにしようと決めていました。

タレがしみ込んだ豚肉はとても柔らかく、何枚でも食べられてしまいます。


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長瀞もまた渋沢栄一翁と縁のあるところです。

自販機に書かれている「長瀞は天下の勝地」という言葉は町の至るところでみかけます。

秩父の石灰岩を活かして1898年に設立された秩父セメント(現:太平洋セメント)も、渋沢栄一翁の支援を受けて成長した企業になります。秩父鉄道長瀞駅前にある「長瀞は天下の勝地」と書かれた石碑は、近代日本の産業経済の礎を築いた偉人、渋沢栄一翁が晩年、八十八才のときに書いた書になります。

勝地というのは、「すばらしい景色にはきまった持ち主などないのであるから、好きなだけ眺めて楽しめばよい。」という意味で使われたのでしょうか。

実業家でありながら、長瀞の素晴らしい景色は特定の企業の持ち物にするのではなく、社会全体で共有すべきものであると説いておられるのかもしれません。


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秩父鉄道は、秩父のセメント採石場で採掘された石灰石を満載にした貨物列車がよく通ります。

秩父のセメントは、関東大震災後、戦後の東京再開発や、高層ビル建設、新幹線・高速道路網の整備のためのセメントとなりました。首都高速の橋脚などにも秩父で採石された石灰岩が使われていたりするのかもしれません。そう考えるととても親近感がわいてきます。


筆者:続いてご紹介するのは、表参道をさらに進んで、国道140号線を渡った先にある、宝登山で作られた天然氷を使ったかき氷で有名な「阿左美冷蔵宝登山道店」様です。

阿左美冷蔵様の店舗は皆野町の本店とこちらだけ。おしゃれな店舗なので、ここはどこの表参道だったかなと思ってしまいます。

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©長瀞町 とろにゃん

筆者:そういえばとろにゃんがかぶっている笠はかき氷のイメージだったね。

阿左美冷蔵様のかき氷はとてもふんわりした氷で幸せな気分になれるかき氷だったよ。

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筆者:【数量限定かき氷】バナナ珈琲&キャラメルミルクです。すべてが調和していて珈琲とかき氷がこんなにマッチするものなのかと驚きでした。

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こちらはいちごミルクですが、イチゴ味の概念を覆されます。

宝登山の参道の行きと帰りでいただきました。20cmほどの高さのある氷もあっという間に食べられてしまいます。

トッピングの白玉とお口直しの梅干を織り交ぜながら食べ進めることをお薦めいたします。噂通りの美味しさです。

筆者は名古屋に住んでいたときに青果店が提供している果肉が美味しいかき氷を食べたことがありますが、阿左美冷蔵さんのかき氷はソースだけでなく氷もとても美味しいのです。

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©長瀞町 とろにゃん

「とろにゃん」阿佐美冷蔵様は、国道140号線を横断した先にあるので、横断するときは画像の国道140号線長瀞駅前交差点の歩行者用の信号が青になってから左右をよく見て横断してほしいにゃん。


長瀞へのアクセス

筆者:最後に長瀞へのアクセスです。長瀞へは、車で行きたいという方も多いと思いますが、大きな無料の駐車場があるわけではないので秩父鉄道の利用がおすすめです。

渋沢栄一翁の言葉にあるように、長瀞は天下の勝地であることから、移動中も景色を楽しんでもらいたい観光地になります。このブログをお読みの皆さまのお住まいの場所にもよりますが、以下のルートで旅をされてみるのはいかがでしょうか。


おすすめルート:秩父鉄道熊谷駅からSLパレオエクスプレスに乗って長瀞駅へ

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熊谷駅には首都高高速埼玉大宮線の与野出口から国道17号線を北上します。

熊谷駅の南口には秩父鉄道様が運営されている大きな駐車場があります。

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黒煙を上げながら長瀞駅に到着したSLパレオエクスプレス号

筆者:パレオなんてかわいらしいネーミングと思っていたら、秩父地方で発掘された化石の海獣パレオパラドキシアに由来しているようです。

パレオエクスプレス号は、土休日を中心に運行されており、熊谷駅から三峯口駅までの間57kmを一日一往復します。

熊谷駅からの出発時刻は10:15で、長瀞駅には、正午前の11:33に到着します。31.6kmの距離を78分かけてゆっくり進むSL旅では車窓の景色をみんなで楽しみながら移動することができます。時刻表上の計算では平均時速は約24.31kmになりますが、これを秒速に直すと、秒速675センチメートルとなりますので表記の仕方次第でSLも意外と速いなと感じますね。

(本文中のSLパレオエクスプレス号の運行時刻は、2026年1月8日時点のものです。パレオエクスプレス号は、平日に運行されることもあるので、ご利用の際は、秩父鉄道の公式HPの時刻表をご確認くださいますようお願いいたします。)

この日のパレオエクスプレス号のヘッドマークは、明治5年(1872年)10月14日に日本で初めて鉄道が新橋~横浜間で開通した記念日である鉄道の日にちなんだマークでした。

迫力ある大きな汽笛を鳴らして発車するSLには、郷愁の念が自ずと湧いてくる筆者は、大きな汽笛の音を聞くだけで涙が溢れそうになります。

秩父鉄道は、いろいろな鉄道会社の路線と乗り換えが可能で、

  • 東武伊勢崎線は羽生駅で
  • JR高崎線と上越北陸新幹線は熊谷駅で
  • 東武東上線とJR八高線は寄居駅で
  • 西武線は、西武秩父駅から御花畑駅に移動で

それぞれ乗り換えができます。

秩父鉄道の路線のほぼ中間に位置する長瀞駅はとてもアクセスがよいのです。

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この画像は、フルラッピングされた秩父鉄道の車両で、秩父において化石で発見されたさまざまな太古の海の生物が描かれています。

「とろにゃん」:パレオエクスプレス号は全席指定席なので事前に秩父鉄道SL予約システムからネット予約して欲しいにゃん。

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©長瀞町 とろにゃん


筆者:とろにゃん、今回は、長瀞の基本からいろいろ紹介してくれてどうもありがとう。また、首都高に乗って川口ハイウエイオアシスまで遊びに来てね。


本ブログの作成にあたり多くの企業様、団体様にご協力いただきました。

この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。

【取材協力】 五十音順

  • 阿左美冷蔵様
  • 秩父芋菓子専門店芋うらら様
  • 秩父鉄道株式会社様
  • 長瀞とガレ様
  • 長瀞町 産業観光課様
  • 豚みそ丼専門店 有隣様