基本方針2
社会インフラ企業としての
自助努力
道路施設への省エネルギー化を徹底、再生可能エネルギーを最大限導入、
加えて施設への緑化推進により自らのCO2排出を抑制します。
リーディングプロジェクト③
建設時・維持管理の環境負荷
低減
工事等契約手続において、カーボンニュートラルに取り組む実績や
カーボンニュートラルに資する技術提案を、受注者選定にかかる評価に組み込みます。
工事等完了までにおけるカーボンニュートラルに取り組んだ実績を、
受注者の業務評定に組み込みます。
工事により発生する土、コンクリート塊等の建設副産物を再生資源として有効利用するなど、
環境負荷低減に向けた取り組みを推進します。
column
有効活用の例
- トンネル建設工事で発生した掘削土の一部を再利用
- トンネル建設工事に使用したシールドマシンの鋼製の外殻部分をトンネル本体に利用
首都高の維持管理を通じて開発・運用した専門技術による国内外の
技術コンサルティングを推進します。
今後の長期の通行止めや車線規制を伴う大規模更新・修繕工事等に備えるために、
付加車線設置や合流部改良等の機能強化を図る等、う回路機能も優先的に確保していきます。
リーディングプロジェクト④
道路照明等事業活動の
最大限の省エネルギー化
道路照明等のLED化を進めることで電力の消費量を削減します。
高架部の照明
2009年2月に開通した晴海線において、高架部照明としては高速道路初となる白色LED照明灯を設置して以来、順次LED照明の整備を行っております。今後も、新設路線に整備する他、既設路線においても改修時期に合わせてLED照明の導入を進めてまいります。
トンネル部の照明
高架部照明と同様に低消費電力かつ長寿命が実現するだけでなく、灯具取付間隔の拡大も可能となるため、設備台数の削減が実現し、更なる省エネルギー化が図られます。
2015年3月に開通した山手トンネル(湾岸線~3号渋谷線)にLED照明を導入した他、青山トンネルや北の丸トンネル、八重洲トンネル等の既設トンネルや、2020年3月に開通した横浜北西トンネルにも導入しております。
今後も、羽田トンネル等の既設路線において改修時期に合わせたLED照明の導入を進めてまいります。
PA等施設のLED化
column
節電効果はどれくらい?
LED化による削減効果は約70%減。(レインボーブリッジでの削減効果)
首都高で消費する電力の調達において、再生可能エネルギー由来のものを優先的に購入します。
○PAで利用する一部の電力の再生可能エネルギー由来等、ゼロエミッション電源への転換(STAGE1)
○首都高全体の消費電力の全面的なゼロエミッション電源への転換可能性検討(STAGE2)
再生可能エネルギーの導入
パーキングエリアやトンネル坑口に太陽光発電設備や風力発電設備を整備しています。発電した電力は、
トンネル内の空調設備に利用される電力の一部や、パーキングエリアの建物、トイレの照明などに利用しています。
今後も、再生可能エネルギーの導入を拡大していきます。
換気設備の運用方法見直し等換気運転の効率化による消費電力量削減を検討します。
リーディングプロジェクト⑤
業務用車両への
次世代自動車導入実施
業務用車両のうち、先行できる車種についてはEV・PHVや燃料電池車(FCV)など
次世代自動車への転換を推進します。
道路パトロール車両や大型車、特殊車両等についても、今後の技術革新や
車両製品の動向を踏まえ、さらなる次世代自動車の導入を積極的に推進します。
リーディングプロジェクト⑥
企業活動におけるCO2・
廃棄物の削減
社内文書の完全ペーパーレス化を進め、紙の消費量及び
印刷時の電力消費量削減等を推進します。
廃棄物の少量化を進め、廃棄にかかるCO2排出削減を推進し、
廃棄物などを原材料やエネルギー源として有効利用することを推進します。
CIRCULATION
SHUTOKOの推進
環境に配慮した取り組みの一環として、首都高の廃材を有効活用しています。
首都高速道路に設置していた横断幕など、使用済みの素材をトートバックなどに
再利用するリサイクルプロジェクトなどの取り組みを行っています。
サーキュレーション首都高について(首都高サイト)
環境物品の調達
グリーン購入法の「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
に準じて、環境物品等の調達を推進しています。
環境物品の調達について(首都高サイト)
働き方改革の具体施策のさらなる推進を通じた生産性向上による省電力化を目指します。
快適な室内環境を実現しながら、消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにするZEB化を目指します。
リーディングプロジェクト⑦
業務効率化のためのDXの
戦略的導入
蓄積された各種構造物の維持管理データをAIエンジンにより学習・処理し、
構造物の劣化状況や損傷の進展を精度よく推定する技術の開発を推進し、
効率的な維持補修計画の立案を実施します。
InfraDoctor®(GISと3次元点群データを活用した維持管理支援システム)を
始めとする新たな技術を活用し、点検や現場作業の省力化を推進します。
インフラの効率的な維持管理をトータルに支援・実現するスマートインフラマネジメントシステム
「i-DREAMs®(アイドリームス)」の全社的な展開を実施し、
それらに最新のデジタル技術を活用しながら、より効率的な維持管理を推進します。