動植物の管理を行っているため、ビオトープ内には、さまざまな動植物が生息しています。
ビオトープの植物
タコノアシ
ヨシ原のまわりや開けた湿地に生える植物です。秋には全体が紅色になり、花の枝の部分が「タコの足」のように見えます。(絶滅危惧IB類)
カワヂシャ
川岸の溝の緑などの湿地に生える植物で、花は小さく白い色で、ピンク色のすじがあります。(準絶滅危惧)
ミゾコウジュ
湿った草地や畦などに生える植物です。5~6月に淡い紫色の小さな花をたくさんつけます。(絶滅危惧Ⅱ類)
チガヤ
堤防や砂れき地にまとまって生えます。春につけた花は、実のなる時期には白い綿状になります。
ヒメガマ
湿地や、少し深い池沼に多い抽水植物(茎は水面から出て、根は水底にある植物)です。春から夏にかけて見られます。
ヨシ
水辺に生える丈の高い植物です。葉はオギやススキに比べて短く、葉の先が空に向かわず途中から垂れ下がります。春から夏にかけて見られます。
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ビオトープの動物
ホンドキツネ
自然の豊かさを示すほ乳類です。見沼たんぼ地域では30年位見られませんでした。(絶滅危惧IB類)
タヌキ
昆虫や木の実などを食べる雑食性で、家族などが同じ場所にフンをする"ためフン"の習性があります。(準絶滅危惧)
イタチ
草地や水辺でよく見られ昆虫などを捕食します。水に潜って魚やカエル、アメリカザリガニなどもとらえます。(絶滅危惧Ⅱ類)
チョウゲンボウ
ハヤブサの仲間の小型の猛禽類です。ヘリコプターのようにホバリングをし、ネズミなどを狙います。(準絶滅危惧)
ホオジロ
全長約16cmの鳥で、きれいな声でさえずります。赤茶色の体と顔の模様が特徴です。(絶滅危惧Ⅱ類)
トウキョウダルマガエル
4~9cmの両生類で、水田や沼、河川で産卵します。よく似たトノサマガエルは別種で、ここにはいません。(準絶滅危惧)
ギンイチモンジセセリ
羽の裏に銀白色の一文字線があるチョウです。オギなどが生える草原でくらします。(準絶滅危惧)
カルガモ
全長60cmの鳥でおもに植物を食べます。カモ類はほとんどが渡り鳥ですが、カルガモは1年中見られます。水辺の草地などに巣をつくります。
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