首都高を走っていると、時々「あれ?変わった車だな」と思ったり、
お子さんに「あの黄色い車は何?」と聞かれたりすることはありませんか?
実はあれ、皆さんに首都高を安全・快適に使ってもらうために毎日頑張っている働く車なんです。
今回は代表的なパトロールカーから、少し珍しい車まで幅広くご紹介しますので、親子で首都高に乗った時は、ぜひ働く車を探してみてくださいね♪
あなたの安全を守る!パワフルなパトロールカー
毎日多くの車が行き交う首都高で、その安全と円滑な交通を支えているのがパトロールカーです。
首都高を守るパトロールカーの知られざる役割を紹介します。
道路パトロールカーってどんな車?
パトロールカーは安全を守るために欠かせない存在。
「黄パト」と呼ばれていて、長さは約5メートル、高さは約2.5メートルと普通車より少し大きめのサイズです。
車内には車線規制や故障車の応急処置に必要な道具がたくさん積んであります。
1日で400〜500kmもの距離を走り、首都高上で異状を発見したらすぐに駆けつけてくれる頼れる車なんです^ ^
道路パトロールカーって何をしているの?
パトロールカーは、なんと全長327.2キロメートルもある首都高を24時間体制でずっと見回っています。
それだけではなく事故や車両故障、車両火災といったトラブルが起きた時には車線を規制したり、ドライバーさんを安全な場所に誘導したり、交通の安全を確保するのも大事なお仕事。
それからこのパトロールカー、けん引する力もすごいんですよ!
四輪駆動車なので、最大積載量4トンの車両が故障しても楽々引っ張ることができちゃいます!
そして走りながら路面の温度を自動で測る機能もついているので、特に冬場の路面凍結状況をすぐに知ることができます。
皆さんがもっと安心して首都高を走れるようにしてくれているんですね^ ^
パトロールカーだけじゃない! 首都高で活躍する車両3選
パトロールカーの他にも首都高を走る「働く車」の中から3種類をご紹介。
緊急時に素早い対応ができるバイクや、大きな見た目で迫力なあるレッカー車、小さいながら重量車両も軽々動かせちゃうけん引車もあります!
それぞれ異なる役割を果たしています。
緊急時に最速で駆けつけるパトロールバイク
首都高を走るパトロールバイクは、その見た目から通称「黄バイ」と呼ばれ、パトロールカー同様、首都高の安全を守る重要な役割を担っています!
パトロールバイクは警察と消防以外で(民間企業としては)初めて緊急指定を取った二輪車なんです。
乗車する隊員は、「バイク隊」と呼ばれ、首都高内の山手トンネルを巡回し、道路上の落下物や異常がないかを常に確認。
さらに車両故障や事故、火災発生時、その機動力を活かして迅速に現場に駆けつけます。
もし黄バイを見かけたら、その活躍に注目してみてくださいね!( ̄^ ̄)ゞ
首都高を支える縁の下の力持ち!多機能レッカー車
次に紹介するのは、多機能レッカー車です。
パトロールカーよりもさらに大きく、長さは7.5メートル、重さはなんと13.5トンもあります!
故障した車を持ち上げるクレーン、横転した車を起こすためのワイヤーウィンチ、そしてレッカー移動する時に使うアンダーリフトなど、いろいろな装置を積んでいて、多くの作業をこの一台で完結できちゃうのが大きな特徴です。
コンパクトかつ高機能!緊急時に頼れるトーイングトラクター
この車両は小さいのにすごいけん引力があって、しかも小回りがとても得意なのが特徴。
主に空港で荷物を乗せたコンテナを引っ張るのに使われていて、首都高には2021年度に導入されたばかりの車両なんです。
特に大きな災害が起きた時には、道路で立ち往生している車をどかし、緊急車両が通れる道を確保するという非常に重要な役割を担っています!
4トントラッククラスの車両もけん引可能で、そのパワフルさが際立ちます(^o^)
さらに首都高で活躍する車を知るなら「パトもっと!®」で!
他にも首都高で働く車はたくさんあるので、首都高に乗る度に探してみてくださいね。
なかなか見ることができない車両に出会えたらラッキーかも!^ ^
「パトもっと!®」のホームページでは、パトロールカーの歴史やここでは紹介しきれなかった働く車の情報が数多く記載されています。
首都高をドライブしているときに見つけた車の情報を調べていくことで、いつものドライブがさらに楽しくなること間違いなし!