「おおはし里の杜」で脱穀体験をしました!

10月30日(火)、「おおはし里の杜」で脱穀体験をしました!

6月の田植え、7月の自然観察会、10月2日の稲刈りを経て、
今年度の菅刈小学校の皆さんとの稲作体験は今回の脱穀が最後となりました!

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気持ちの良い秋晴れの下、小学生の皆さんには、稲を藁と籾に分ける「脱穀」、
籾に混ざっている藁くずやゴミを取り除く「選別」、籾から籾殻をとって玄米にする「籾摺り」、
籾をとった後の藁を使った「荒神箒作り」の4つの作業を体験してもらいました!

まずは「脱穀」!
今回は二通りの方法で脱穀をしました!

まず一つ目は、割り箸を使って籾をそぎ取っていく方法です。
とても地道な作業なのですが、自分なりのコツを見つけながら、根気よく取り組んでくれました!

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そしてもう一つの方法は、足踏み脱穀機を使うやり方です。
脱穀機が回転する勢いに驚きつつも、教わったとおり安全に実施することが出来ました!

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続いての作業は「選別」です!
今回は、「箕(み)」という道具を用いて、籾の重さと風を利用する方法で実施しました。

藁くずだけを取り除く「箕」の使い方や力加減がとても難しく、
「上手くできない~」と始めは籾も落としてしまうこともありましたが、
教えてもらうにつれ、だんだん上手く使いこなせていました。

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藁くずと分けるだけでもこんなに難しい作業が必要だなんて、
お米が食べられる形になるまでは、長い道のりだということを体感しました。

次の工程である「籾摺り」には野球ボールを使用しました!

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すり鉢の中でこすることによって、籾殻がとれ、玄米の状態になります。

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籾殻がとれたら、籾殻と玄米を分けていきます。
一粒一粒を大切に、無駄にしないよう、作業を進めてくれました!

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そして最後は、『荒神箒(こうじんぼうき)』づくりです!

脱穀し終えた藁の有効活用法としての一つであり、「荒神(こうじん)」とは、「かまどの神様」のこと。
『荒神箒』は荒神様のためにかまどだけを掃除する専用の箒として、昔は利用されていましたが、
今は小さい箒として掃除の際に利用されています!

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作り方は少し複雑でしたが、スタッフに作り方を教わりながら、
みんなオリジナルの荒神箒を作ることが出来ました!

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作ったばかりの荒神箒を使って早速藁くずを掃除してくれる子も!

今回の脱穀はたくさんの工程があり、その一つ一つの作業は簡単ではなく、とても時間が必要なものでした。
お米の大切さが伝わっていれば嬉しいです。
みんなで作ったお米の味は、きっと格別なはず!食べるのが楽しみですね!

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