5月25日(火)、「おおはし里の杜」の田んぼで近隣の保育園・園児の皆さんに「代かき(しろかき)」にもなる、泥んこあそびを行ってもらいました。
代かきとは、田植えの始まる前に田んぼの土をよく混ぜ柔らかくすることによって、稲にとって有害なガスが抜けたり雑草が生えにくくなったりと良いお米を育てるためになくてはならない大切な作業です。
晴天のなか、元気いっぱいに集まってくれた30名ほどの園児たちは泥の中に入るのが慣れていない様で、実際に田んぼを目の前にすると先ほどまで元気いっぱいだった園児たちも、おっかなびっくりしながら慎重に田んぼの中に足を入れていきます。
ニュルニュルとした泥の感触に「気持ち悪いー」「きゃーっ」と言った声が上がり、びっくりしてぐずり始めてしまうお子さんも...。
しかし、慣れるのも早いのが子どもたちの素晴らしいところ。徐々に泥んこ遊びの楽しさに気づき、足でよく泥を踏んで柔らかくしてみたり、手で泥をつかんでみたりと、足が取られやすい田んぼの中を歩き回りながら目一杯に泥んこあそびを楽しみます。中には膝上、ズボンだけでなく、文字通り全身に泥だらけになって笑顔を見せてくれるお子さんもいました。
田んぼの周りにある水辺を観察していた園児たちは「メダカがいる!」「ヤゴがいる!」と池の中に生息する生き物たちに興味津々です。田んぼの中に手を入れて、トンボの幼虫・ヤゴを捕まえることができた園児たち、普段は目にすることがない自然の生態系を実際に手にする貴重な機会となりました。
保育園の先生からは「園児たちが自然と触れ合える良い機会をありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えていただきました。
また来年もみんなで元気に泥んこ遊びをすることができますように!