首都高の環境への取り組み
今回はお笑いコンビ「ザ・ギース」さんに、 首都高の環境への取り組みを紹介いただく記事の第一弾です!
こんにちは。お笑いコンビ、ザ・ギースの高佐です。
この度僕たちザ・ギースが、首都高さんの2024年度環境広報PRを務めさせていただくことになりました。その活動の第一弾として、「おおはし里の杜」「大黒パーキングエリア」「首都高MMパーク」を取材してまいりました。
「おおはし里の杜」を私高佐が、「大黒PA」「首都高MMパーク」を尾関が紹介しますので、皆様よろしくお願いいたします。
最初に訪れたのは、池尻大橋駅から徒歩5分の場所にある大橋ジャンクション。別名大橋"グリーン"ジャンクションとも呼ばれ、環境への取り組みが様々な形でなされているとのこと。一体どんな施設なのでしょうか。
ちなみにジャンクションというのは高速道路と高速道路をつなぐ場所のこと。インターチェンジと何が違うの?と思う方がいるかもしれませんが、そちらは高速道路と一般道路をつなぐ出入り口。覚えておいてくださいね。
さて、前日の雨予報にびくびくしていた我々ですが、当日はなんとお日様が出迎えてくれました。雨男である我々ギースにとって、これは奇跡とも呼べる状態。
こんな言葉は無いと思いますが、完全にジャンクション日和です。自然と心も踊ります。
「大橋ジャンクション」の
中に潜入します!
ワクワクした気持ちで、コロッセオに似た巨大な円形の建物「大橋ジャンクション」の中に潜入します。
まずは一階部分にある大橋換気所へ。ここには、トンネル内の換気をするための装置が全部で9台並んでいます。
外気を取り入れる送気ファンが3台。内部の空気を上空高く吹き上げる排気ファンが6台。この装置がめちゃくちゃ大きいです。鎌倉の大仏ほどの大きさがあります。
これのおかげでトンネル内が排気ガスで充満することはありませんし、たとえ火災が起こったとしてもすぐに煙を排出できるわけです。大仏様と同じくらいありがたい存在ですね。
そしてこの巨大ファン、消音装置が付いているため音がしません。すごいです。僕の家のキッチンの換気扇ですら、回すとリビングからのテレビの音が聞こえないほどうるさいのに。
そばに円筒状の消音装置の一部があったので、相方が首を突っ込んで大声で叫んでみました。発声したそばから音が吸収されていくのがわかり、とても不思議な感じです。
周りにいる僕らは何も聞こえません。すごい。
山でもないのに叫んだ相方の「ヤッホー」はこだまするわけでも、誰に聞かれるわけでもなく、ただただ消音装置に吸収されていきました。恥ずかしさも一緒に吸収してくれたみたいです。ありがとう。
続いてエレベーターで大橋ジャンクションの屋上へと移動します。
ザ・ギースの
「おおはし里の杜」取材
今回のメインスポット「おおはし里の杜」です。グリーンジャンクションと呼ばれる所以は、ここをみたら一目瞭然です。一面緑が広がっていました。
中央には田んぼがあり、そこからなだらかな斜面を上がっていくと頂上にも木々が生い茂っています。斜面には川が流れていて、田んぼにはメダカがたくさん泳いでいました。
おおはし里の杜は、昭和初期の目黒川周辺の風景が再現されたものだそうです。
僕は昭和初期生まれでも目黒川周辺育ちでもありませんが、なんだか懐かしい気持ちに駆られました。そして慎ましやかに自然が育まれていて、とても居心地が良かったです。
田んぼにはびっしりと稲が植えられていました。なんでも近隣の小学生たちを招待し、稲作体験を行なっているそうです。そして秋、刈った稲は20キロものお米になります。収穫したお米は小学校の給食で出るそうです。いつか食べてみたいものです。
そしてここ、おおはし里の杜は、
400種類もの動植物が生育・生息しているそうです。400種類とはびっくりですね。確かに田んぼなども目を凝らして見てみると、メダカだけではなく、トンボやアメンボ、バッタなど、さまざまな昆虫がいました。
オオタカも飛来するそうで、その様子を捉えようとカメラがいくつか仕掛けられていました。ハトを捕食するシーンが撮影されたこともあるそうで、もはやただの自然です。エコロジカルな場所としてこれからも見守っていけたらと思いました。
ちなみに今回訪れたのは7月だったので緑豊かな一面を見られましたが、冬になるとガラッと雰囲気が変わるそうです。
一年に数回、一般公開しているそうなので、ぜひ四季折々の表情を拝みに行ってみてはいかがでしょうか。
ジャンクションの屋上に
造られた公園
続いて、柵となる扉を開け、目黒天空庭園へと進みます。ここは全国初となる、ジャンクションの屋上に造られた公園です。
桜や松などの木々がきちんと整備され、歩道はきれいに設えられています。散歩したり、憩いの場として活用するのに非常に適した場所です。
屋根のあるベンチがあるのも嬉しいです。日陰になっているので、ここでなら何時間でも本を読めそうです。今度休みの日に、上下巻ある本を持ってこようと思います。
図書館やお子さんが遊べるスペースも併設されているので、ご家族で訪れるのもいいかもしれません。
目黒天空庭園を中程まで歩き、エレベーターで地上に降ります。
エレベーターの扉が開くと、一面芝生が敷かれたスペースが広がっていました。
オーパス夢ひろばです。
この日も、ビブスを付けた若者がフットサルをしていました。平日の昼間なので人数もそこまで多くなく、貸切状態といった感じ。最高ですね。汗を流した後は、近くの居酒屋かどこかで一杯やるんでしょうね。羨ましいです。夢ひろばですね。
奥のベンチでは親子が数名くつろいでいました。さまざまな方が気軽に訪れることのできる場所なのでしょう。
内側からぐるりと見渡す大橋ジャンクションも圧巻で、円形の建物によって外界から切り離された自然空間が、都会の喧騒を一瞬忘れさせてくれます。
大橋ジャンクションの
壁面緑化
オーパス夢ひろばを後にして、そのままジャンクションから外に出ます。
外側から改めて大橋ジャンクションを眺めると、壁を蔓が覆っていることに気づきました。聞けば、壁面緑化を行なっているとのことで、全体の半分くらいまで蔓が茂っていました。
オオイタビという種類の蔓性植物で、ゆっくり時間をかけて上に伸びるそうです。約10年かかって半分近くまできたとのこと。道のりは長かった......。
ちなみに手入れしないともっさりとしてしまうらしく、実際近くで見ましたが、思っていた以上に蔓が深かったです。肘まですっぽりと埋まってしまうほどの深さ。 子供の頃、近所に植物で覆われた家があり、そのおしゃれな外観から自分も将来こんな家に住んでみたいなと憧れを抱いていたのですが、維持管理がしっかりされていたことを、今更ながら知りました。
まだ時間がかかりそうですが、蔓がどこまで上にいくのか見届けたいと思いました。
ここで大橋ジャンクションの取材は終わりです。
続いて大黒パーキングエリアへと移動します。もちろん首都高を使って移動です。続きは次回更新予定のvol.2で!