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急勾配・急曲線・小土被りの大断面シールドトンネル



市街地における急勾配・急曲線・小土被りの大断面シールドトンネルとして、馬場出入口を構築しました。馬場出入口の4本のシールドトンネルは、本線との位置関係や街路への接続位置により、本線トンネルへの近接、急勾配・急曲線・小土被り・鉄塔等の重要構造物の近接などの厳しい施工条件となりました。

また、供用中の本線とも近接した施工であることから、本線に影響を与えないように掘進を完了させることが課題でした。

このような条件の中、最新の掘進管理技術およびシールマシン、セグメントのローリング制御対策の採用、徹底した計測管理を行い、厳しい条件でも施工可能なシールド掘進技術を確立しました。



シールドマシンの特徴

掘削地盤は主に洪積粘性土、砂質土および介在砂層を有する上総層であり、周辺地盤や近接構造物への影響を最小限に抑えるために切羽の安定を保ちながら掘削する必要がありました。

そこで、切羽の安定を保ちつつ効率的な土砂搬送が可能な泥水圧シールドを採用しました。また、シールドマシンは急曲線掘進に対応するため、最大中折れ角7.2度の中折れ機構を有するものを採用しました。