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シールドトンネル拡幅技術(5)<併設トンネルの地中拡幅>



本線シールド部からの新たな地中拡幅工法を高速神奈川7号横浜北線馬場出入口分合流部にて適用しました。本線シールドと馬場出入口の接続には、民地下では初となる非開削の大断面地中拡幅工事により、出入口分合流部を4箇所構築しました。

その際に採用した本技術は、拡大シールド機を用いた推進工法による大断面拡径工法(大断面拡大シールド工法)と既存技術の大口径パイプルーフ工法等を併用した新たな地中拡幅技術です。




特徴
  • 他に類を見ない大断面拡大シールドの技術により、非開削での大断面シールドトンネルの拡大が可能。
  • 剛性の高い大口径パイプルーフと、本線掘進時の覆工構造で支持される空間内での躯体構築のため、安定的に施工可能。
  • 大断面拡大シールド工法と大口径パイプルーフ工法を組み合わせることで、道路線形に合わせた変断面躯体の合理的な構築が可能。これにより、地山の掘削量を最小化し、周辺地山や環境負荷の低減が期待できる。
  • 鋼殻とRC躯体の構造的な接続部が存在しない、構造的に安定した楕円形状の大断面躯体であるため、完成形の止水性を向上させることができる。



【受賞リンク】