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膨張材併用軽量コンクリート製床版



膨張材併用軽量コンクリート製床版とは、軽量骨材と膨張材を使用した軽量かつ高耐久なRC床版です。横浜北線での試験施工での適用・知見を踏まえ、更なる研究を進め、現場汎用性重視上級床版「松‘」と最上級プレミアム床版「松」の2つの仕様を開発しました。

橋梁の新設や改築・更新の設計・施工の条件に応じて、2つの仕様の使い分けが可能です。



特徴
  • 軽量骨材の使用により約2割以上の床版の軽量化が可能
  • 膨張材の併用によるケミカルプレストレスの導入により、普通RC床版と同等以上の耐疲労性を実現
  • 標準混和量以上の膨張材の使用と縦筋配置によるケミカルプレストレスの積極的導入により、更なる軽量化(床版厚削減)と高耐久化が可能

仕様
  • 現場汎用性重視上級床版「松′」
  •    軽量骨材、標準混和量の膨張材を使用
       重量比0.82(対普通RC床版、同厚25cm)
       現場ポンプ打設を可能にしたことにより通年の施工が可能
  • 最上級プレミアム床版「松」
  •    軽量骨材、標準混和量以上の膨張材の使用と縦筋配置
       重量比0.72(対普通RC床版、床版厚を25cmから22㎝に削減)
       低含水率の軽量粗骨材使用の場合に寒冷地での適用も可能

 
★国土交通省主催の「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」(CART)にて、優秀技術研究開発賞を受賞(令和元年11月12日)

【特許第6082207号:軽量コンクリート製床版】