横浜環状北線の関連街路である岸谷生麦線の生麦行きトンネル部は、事業者である横浜市より首都高が受託し、都市部山岳工法により施工しました。トンネル直上には学校の校舎と校庭、公園があり、これを通常通り使用しながらの施工でした。更に付近には急峻ながけ地と住宅が近接し、極力地盤変状を抑制することが求められました。
このような条件のもと、校舎にはアンダーピニングを施し、また土砂地山における都市部山岳工法としては全国でもほとんど例のない、「補助ベンチ付き全断面掘削工法※」を本格的に採用することにより、周囲への影響を最小限にとどめ、安全に施工を終えました。