10月27日(木)に「おおはし里の杜」で菅刈小学校5年生の児童の皆さんと「脱穀体験」を実施しました!
当日は、天気にも恵まれ、気持ちのいい陽気の中でのイベントの開催となりました。
「脱穀」は6月の「田植え」から始まった稲作体験の最後の作業となります。
今回は4種類の体験をしてもらいました!
1つ目の作業は、『脱穀』です!
『脱穀』とは、稲から籾(もみ)を取り、藁(わら)と籾に分けることです。
割り箸を使い、手作業で稲から籾(もみ)を取り外していきます!
子供たちは悪戦苦闘しながら、取り外していました。
2つ目の作業は「足踏み式脱穀機」体験です。
ここでは、機械を用いた脱穀を体験してもらいました。
また、脱穀した籾とそれ以外を選別する「箕(み)」も体験してもらいました。
籾を落とさないように、気を付けます!
一粒一粒大切に!!!
3つ目の作業は、『籾すり』です!
『籾すり』は、脱穀した籾を玄米(米の元)と籾殻に分けることです。
ボールとすり鉢を使い、籾から籾殻を取っていきます。
力いっぱいすってしまうと、玄米が割れてしまうので、慎重に行っています!
息を吹きかけて、籾殻を飛ばします。これも玄米と籾が飛ばないように慎重に、慎重に。
4つ目の作業は、『荒神箒(こうじんぼうき)』づくりです。
これは脱穀し終えたわらを有効利用するために行いました!
「荒神(こうじん)」とは、「かまどの神様」のことで、『荒神箒』は荒神様のためにかまどだけを掃除する専用の箒として、昔は利用されていました。
今は、小さい箒として掃除の際に利用されています!
校長先生からも、「先人の方々の工夫で、エコの起源とも言えそうですね。」と、お言葉をいただきました。
児童の皆さんはオリジナルの荒神箒に満足そうでした!
すべての作業終了後、代表の児童からは、「毎日食べるお米の一粒一粒を大切にしていきたい」とうれしい言葉も!
稲作体験を通して伝えたかったメッセージを受け取ってもらい、私たちもとても嬉しかったです!