「見沼たんぼ首都高ビオトープ」でハンノキ調査・見学会を実施しました!

7月6日(金)の夕方、「見沼たんぼ首都高ビオトープ」にて、大原中学校の緑化委員の皆さんとハンノキ調査・見学会を実施しました!

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見沼たんぼ首都高ビオトープでは、埼玉県の蝶であり、準絶滅危惧種に指定されている「ミドリシジミ」を呼び戻す「ハンノキ・プロジェクト」を、近隣の小中学校と連携して進めています。
このプロジェクトでは、平成23年度に大原中学校の当時の緑化委員の皆さんがハンノキを種から育て、平成26年2月に見沼たんぼ首都高ビオトープに植樹しました。
今回はそのハンノキの生育状況を、現在の緑化委員の皆さんと調査しました。

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緑化委員の皆さんには、9班に分かれて、各班2本ずつ、合計18本のハンノキの生育状況を調査してもらいました!

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樹木の高さや、一年間で伸びた枝の長さ、枯れている部分がないかなど、調査していきます。

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樹木の高さはこの道具を使って測ります。

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写真は暗くて見づらいですが、木の一番高いところまで棒を伸ばして計測します。
高いものだと8m近くあるので、測るのも一苦労です。
樹木の高さの平均は594cmで、昨年の466cmから128cmも高くなりました。

ハンノキは1年間で1mほど生長すると言われていますが、木によって生長の早さは異なります。
同じ時期に植樹したハンノキですが、日の当たり具合や個体差により、2.5m程のものもあれば、8mもあるものもあります。

低い木は、もし嵐などで高い木が折れてしまったときなどに、生長し森を守っていきます。
木の一つひとつがそれぞれの役割を持っているということを改めて実感する調査となりました。

この森で、「ミドリシジミ」が舞う姿を見てみたいですね。
緑化委員のみなさん、ありがとうございました!
これからもハンノキの生長が楽しみです。