大規模地震時に緊急輸送道路としての役割が求められる首都高速道路には、レベル2地震動が導入される前の基準で設計されたBP-A支承が約18,000基設置されています。 大規模地震が発生し、支承部材の破断・脱落などが起きてしまった場合、ジョイント部に段差ができて緊急輸送車両の通行が困難になるリスクや部材落下による第三者被害のリスクがあります。 支承交換は大掛かりな施工が必要なことやコストも高いことから、既設のBP-A支承を補強し、継続利用する技術を開発しました。