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鋼製橋脚隅角部の疲労損傷対策

首都高速の鋼製橋脚隅角部に数多くの疲労き裂が発見されています。これらのうち、30mm以上のき裂長さを有する隅角部については、平成17年4月末までに補強補修が完了したところです。

鋼製橋脚隅角部の損傷の発生原因は、①大型車交通量の増加と重量超過車両の存在により大きな繰返し応力が発生したこと、②都市部では張出しが長く大きな力が作用する隅角部が存在すること、③隅角部のフランジ両端部は溶接の溶込みの不完全な部分(不完全溶込み部)が生じやすい構造となる場合があること、③不完全溶込み部の近傍にせん断遅れによる局部的な高い応力が作用していること、と考えています。

このような損傷に対しては、隅角部に当て板(三角形状の鋼板)を設置することによりフランジ端部に生じる局部的な応力を低減させ、さらに疲労損傷を含む不完全溶込み部を100φのコアで除去(大コア補修)する方法を採用しています。

この大コア補修については、首都高速道路技術センターにて特許(特許第3778911号)を取得しております。