首都高速道路のトンネルには、トンネル内での事故や火災からお客様の安全を確保するための様々な設備が設置されています。
そのうち、トンネル内での火災時に霧状の水を放水して火災拡大を防ぐために設置されている「水噴霧設備」の点検では、走行空間において放水試験を行うため、トンネルの通行止めが必要となっていました。
技術の概要水噴霧設備は、複数の噴霧ヘッドから同時に放水されるものであり、点検では放水量の確認を行います。
そこで、放水を集水するための複数のバケットが荷台に設けられた「水噴霧点検車両」を用いて点検を行っています。
水噴霧点検車を用いて放水試験を行うことで、片側車線規制のみで作業可能であることから、本線通行止め回数の削減によるお客様サービスの向上を実現しています。
技術活用事例トンネル防災設備点検
【特許第5665510号:水噴霧設備の点検方法】