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PCM舗装



舗装打換を繰り返すことでRC床版の上面が削れ、床版内部の鉄筋が雨水や凍結防止剤(塩分)の影響を受けやすくなります。具体的には、コンクリート内の塩分濃度が上昇し鉄筋が腐食・膨張することにより、床版上面の被り部分が剥離・崩壊し、鉄筋に水が接するようになると腐食速度も加速します。このような床版に対する補修・補強対策として、上面増厚工法の採用が考えられます。しかし、上面増厚に使用する材料によっては、既設床版のたわみに追従できず、層間剥離を引き起こし補強効果を発揮できなくなる恐れがあります。

上面増厚工法の1つとして、既設床版との層間剥離やひび割れが生じない超速硬ポリマーセメントモルタル(以下、PCM舗装)による補強工法を開発しています。PCM 舗装の材料には、超速硬セメントが用いられますが、意図的に既設コンクリート床版よりも曲げ靱性があって弾性係数が小さくなるよう配合されているのが特長です。これは輪荷重が載荷されて床版にひずみが生じた場合に,既設コンクリート床版とPCM 舗装の層間に大きな応力が生じないよう配慮しているためです。

PCM舗装により、吊り足場を設置せずとも、床版の補強・補修が可能となります。


【特許】

特許第6276669号:セメント混合物の施工方法、及び、収集装置
 特許第6270688号:吹付け材の形成方法、及び、吹付け材の形成装置


【受賞リンク】