首都高速では、塗装塗替えにおける素地調整に循環式ブラスト工法を採用しています。
ブラストは研削材を鋼材面に投射することで塗膜を除去する機器で、大きな労力が不要で、作業能率に優れる上、最も優れた塗装下地を形成する施工法です。
首都高速で採用している循環式ブラストとは、2000回程度再利用可能なステンレス製研削材と塗膜片を使用後に分別し、塗膜片だけ処分することができるオープンブラスト工法です。従来のブラストでは、1m2あたり約40kg程度使用する研削材が廃棄物となっていましたが、ステンレス製の研削材を再利用することにより、研削材の運搬回数および廃棄物を大幅に削減することが可能となります。